2019年度「高冷地応用フィールド演習」第1回目を実施しました
1.演習名
「高冷地応用フィールド演習」
2.演習の目的
高冷地地域における園芸作物の栽培の実践を通してその栽培手法を学び、学生達が問題点や解決策について考えるチャンスを創出することを目的としている。
3.実施日
演習1回目:2019年5月26日(日)
4.実施場所
農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)
構内ステーション農場
5.担当教員
春日重光教授、鈴木香奈子助教
6.参加人数
38名
(東京農工大1名、信州大学繊維学部1名、信州大学農学部36名)
7.概要および成果
今回の演習では、高原野菜のキャベツの播種を主として実施した。コーティングされた種子と無処理の種子の両方を播種し、作業の効率性、また今後の発芽・生育の異なりについて知ることを目的とした。加えて、紙ポットを用いて根菜が栽培できるのか? という課題にも取り組んでもらうためにニンジンの播種を行った。その後、圃場にて手によるマルチ張り、播種穴の設置、ダイコンの播種を行った。
今回の演習ではキャベツのコーティング処理された種子と無処理の種子についてそれぞれの播種に関わる作業時間を測定することにより、作業の効率性や労働生産性について考えてもらうチャンスを創出できた。また、紙ポットを使用して根菜栽培の試みなど、農作業の効率化を図るためには様々な創意工夫、挑戦が必要であるということを知ってもらうことができた。今回の研修のレポートは、高冷地地域ではなぜレタス、キャベツ、ハクサイなどの葉物の園芸作物がメインに栽培されているのかという課題を提案し、自身で調べ、考えをまとめるといったトレーニングの機会を創出している。
8.今後の予定
2回目演習:2019年6月22日 農学部附属AFC構内ステーション農場
3回目演習:2019年9月10日~12日 農学部附属AFC野辺山ステーション