平成28年度「高冷地植物生産生態学演習」を実施しました。
<演習名>
「高冷地植物生産生態学演習」
<実習目的>
農学に関する広い知識・技術および信州の豊かな自然環境を活かした持続的食料生産に関する基礎的知識を修得することを目的とする。また、高冷地野菜と畜産を組み合わせたフィールドを有するAFC野辺山ステーションにおいて、植物生産実習を中心に合宿形式の演習を実施しすることで、「生産現場」を教材にした農業現場や「食」、「環境」に幅広い理解を深め、集団生活を通し豊かな人間性構築を目的とする。
<実施日程>
平成28年8月10日(水)~13日(土) 3泊4日
<実施場所>
農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)野辺山ステーション
<担当教員>
岡部繭子助教、関沼幹夫助手、春日重光教授、荒瀬輝夫准教授、濱野光市教授
<参加人数>
65名(東洋大学1名、日本大学1名、信州大学農学部63名)
<スケジュール>
<概要および成果>
上述のスケジュールに基づき、「高冷地植物生産生態学演習」を実施した。
本演習はとくに植物生産に焦点をあてた演習で、農家視察では栽培方法や1日の作業タイムスケジュール等、実際の高冷地農業について具体的に説明して頂いた。JA集荷場見学では、予冷施設の見学に加え、演習で収穫・出荷するキャベツは農家の出荷するキャベツ同様にこの施設から市場に届けられることを理解し、農作物の出荷・流通に関する責任と心構えを学んだ。野生生物の観察では、野辺山ステーション内で、絶滅危惧種をはじめ野辺山地域で特徴的な植物を中心に観察し、地形の成り立ちと植物分布について学んだ。演習全体を通して、農業を取り巻く厳しい環境や「食」に関する理解をより深めることができた。
<受講者アンケート>
H28 公開農場実習受講者アンケート(PDF:253KB)