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池上 彰 特任教授による平成28年度夏季集中講義を開催

16年08月30日

  8月29日(月)から9月2日(金)までの5日間、経法学部にて池上彰本学特任教授による「社会科学特講(現代史基礎)」の夏季集中講義が行われています。

  講義初日の29日(月)は特別に一般の方向けの聴講席も設けられ、学生177名、一般の聴講生164名、計341名が聴講しました。

  昨年の世界の現代史に変わり、今年は日本の現代史について講義が行われました。講義のはじめに池上特任教授から、「今の高校では日本史が必修ではなく、中学までの歴史の授業だけでは第二次世界大戦以降の知識の欠落が見られる。現代の論争を理解するためにも、その欠落を埋めるのが今回の授業の狙い」と語られました。

  その後、東日本大震災について、“日本の第二の敗戦”であるとして、日本においては“縁起でもない”ことを言わないようにする「言霊信仰」が災害の文化的背景として存在することや、“想定外”にならないために常に「プランB」を考えることの重要性、戦後アメリカの提案をきっかけに日本がどのように原子力政策を進めてきたかの歴史的な流れなどについて解説。満席となった会場では、みんなが池上特任教授の話に引き込まれ、時折登場する裏話には笑いやどよめきも起こりました。

池上 彰 特任教授

池上 彰 特任教授

講義の様子(経法学部 第2講義室)

講義の様子(経法学部 第2講義室)