Class

コース科目 スタートアップ・専用科目

地域ブランド実践ゼミ

スタートアップ科目

金曜日3限

講義の狙い/概要

本授業では、ブランドに関する基礎的な知識、先行研究のケースを学ぶとともに、地域ブランドの構築に繋がる実践プロジェクトに取り組みます。具体的には地域自治体のリアルケースを対象として調査・企画・提案を行っています。「ブランド」をテーマに、新たな価値を創造する力を身に付けることを目的とします。ブランドは製品や企業などのものと思われがちですが、実際にはサービス、人そのもの、地域もひとつのブランドとして成立しうると考えています。社会的認知が確立されたブランドは、記号として区別できるだけでなく、 他との差別化や優位性を認識させる存在となります。そのため、現代の超情報社会においてブランドは選択や判断における効率的・効果的な情報処理を促進する道具として活用されている。このようなブランドの持つ特徴・機能(≒人間の情報処理の仕組み)を学習・理解することで情報を活用する能力を身に付け、地域・社会の新たなブランドを創造するだけでなく、自分自身のブランドを構築する力も身につけます。

講義のポイント

●演習ではなく“実践”して体験的に学ぶ Toy Problem(おもちゃ)ではなく、Real Problem(現実)を扱う アクティブラーニングの中でも、最も実践を重視するProject Based Learning(通称PBL)方式で実施
特定の課題解決事業に取り組む過程を通じて調査能力や問題設定力、構想力、実行力、表現・情報発信力を養い、協調性や社会性、マネジメント力を身につける
成功(失敗)体験が、自己効力感や自信の獲得、あるいは、向上心の刺激になり、学習動機付けが高まる点も期待
●地域自治体の課題解決に参画  「塩尻市 地域ブランド研究」を中心に各種課題活動事業へ参加を求める

講義スケジュール

第1回 ガイダンス1:地域ブランド実践ゼミとは
第2回 ガイダンス2:地域フィールドワーク・レクチャー、塩尻概論+ワークショップ
第3回 地域イメージ形成フィールドワーク※宿泊あり
第4回 講義:ブランドの基礎
第5回 講義:新事業・新分野の構築(民泊)※ゲスト講師有
第6回 講義:ブランドビルディング
第7回 イノベーター・ケース学習1:※ゲスト講師有
第8回 イノベーター・ケース学習2:※ゲスト講師有
第9回 イノベーター・ケース学習3:※ゲスト講師有
第10 回 講義:ヒアリング・リテラシー
第11回 実践:インタビューリサーチ準備/SMOUTサービス講義※ゲスト講師有
第12回 講義:中間まとめ
第13回 実践:インタビューリサーチ
第14回 実践:インタビューリサーチ
第15回 実践:インタビューリサーチ
第16回 講義:地域ブランド実践ゼミまとめ
第17回
第18回 準備:最終プレゼンテーションリハーサル
第19回 実践:特別講演会+塩尻市市長への提案プレゼンテーション

この講義の特徴

  1. 多彩なゲストを招いての講義・セッション 授業の中でさまざまな活動をされている方を「ゲスト講師」としてお呼びし、活動内容やご自身の経歴を講義頂いたり、ワークショップ形式など多様なセッションの場を設けています。
  2. 「課題解決」思考 10年、20年、100年先の日本の未来を見据えて、今どのような社会問題に取り組まなければならないのか考える視点を獲得することができます。
  3. 「課題解決」思考 身近な地域社会の課題の一部を演習的に体験することで、「学問と社会、地域とのつながりに対する意義」を理解できます。