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専門教育
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本コースによるキャリア形成

各学部での専門教育と本コースでの学習・経験の相乗効果により、
将来の選択肢を大きく広げます。
本コース修了後に期待される未来のローカル・イノベーターの姿を紹介します。

地域に飛び出し
自ら動く公務員

「中心市街地の空き家がなぜ増えるのか」、「施設やサービスがなぜうまく活用されないのか」、それを知るためには自らが現場に足を運び、時には当事者となることが必要です。また、多くの課題は複合的な要素を持つため、地域の多様な人々、役所内の部署を横断的に連携させながら、事業を創り出すことが求められます。本コースでは、公務員志望者が地域での課題を様々に体験しながら、課題解決手法を学び、プロデューサー人材となる力を身に付けます。

・地域の声を聞くためのアンケートやインタビューリサーチ手法
・問題把握と課題設定の視点
・10年先を意識した政策や事業計画を立案する視点

社会を読み解く
データサイエンティスト

予算や人的資源、時間などが限られた中で、課題解決事業に取り組むためには、事前の情報収集やデータ分析に基づく精度の高い戦略や事業プランが必要です。データ・サイエンティストは、そのために必要なデータの収集・分析から課題設定、イノベイティブな事業提案を行うスペシャリストです。本コースでは社会調査士などの資格を獲得可能な授業がありますので、それらを認定科目として受講しながら、現場で活用し、データ・サイエンスの実践力を身に付けます。

・リサーチ・リテラシー、データ分析手法(※認定科目)
・問題把握と課題設定の視点
・ワークショップ等の設計、会議ファシリテーション

地域資源を活用できる
オンリーワンな技術者

信州・長野県の地域資源を活かした自然エネルギー利用として、晴天率の高さを活かした太陽光発電、豊富な水資源環境を活かした小水力発電、森林環境を活かした木質バイオマスの活用、温泉や地熱活用などがあります。本学でも発電の他に、蓄電や供給システムなどの研究が盛んです。本コースでは、これらを地域社会に実装するために必要な市民の学び、合意形成、法律や利用制度などの課題を知り、インターンシップ等で実践する力を身に付けます。

・地域資源利用のための専門的な知識(※認定科目、学部専門教育)
・課題把握のためのリサーチ能力
・合意形成のためのワークショップ等の設計、会議ファシリテーション

次世代の
経営者候補

時代の企業経営においては、ブランド経営やESG(Environment&Social&Governance)投資への対応など新たな企業価値/評価に対応した知識や経営ノウハウが必要となります。また自治体においてもEvidenceベースの政策策定が求められるようになっています。本コースでは、グローバル企業や大手企業の経営経験者、行政の首長なども講師として参加します。参加者は、一流のトップ経営者らとのディスカッション・ワークショップなどを通じて、総合的視点や未来志向、組織マネジメントの視点を学びます。

・未来を見据えた持続可能な事業構想視点
・社会的な存在価値のある事業構想視点
・ブランド構築に対する知識と経験値

地域の業界を引っ張る
団体職員

地域の企業活動の支援、地域全体の産業振興において多くの人達に適用可能な支援事業を考案するためには、念入りな調査やデータ分析が重要です。また、企業との信頼関係、関係者間の調整も必要不可欠な要素となります。団体職員等を目指す本コース参加者は、インタビュー等の基本的な調査能力を身に付けながら、課題分析を行う力を身に付けます。また、インターンシップ等の中で、プランニングやワークショップ運営のトレーニングを重点的に学びます。

・問題把握・課題設定のためのリサーチ能力
・合意形成や集合知のためのワークショップ運営ノウハウ
・事業プランニングとマネジメントスキル

地域コミュニティを支える
社会起業家

中山間地域と呼ばれる場所では、公共交通や買物環境が消失し、祭事などの文化も維持できなくなる困難な状況が発生しています。新たな人を増やす仕組み、IT技術等で課題を解決する仕掛けなどコミュニティの再生・維持に繋がるアイデアとその実現が喫緊の課題です。本コースは、様々な企業や団体と連携して運営しており、起業を考える参加者は、ITサービスやデザイン、事業創出のプロフェッショナル講師による先進の実践事例を学びます。

・地域の風土・歴史・文化に対する過去と未来の視点
・人を巻き込むコミュニケーション・プレゼンテーション力
・資源利用のための専門的な知識(技術)

新しい学びを作る
学校教員

「これまで10人でしていた仕事を5人でするためには、どうしたらよいか」。人口減少・少子高齢化社会を迎える中では、まだ正解がなく、その現場ごとの状況に合わせて回答を考える課題に子供達は取り組まなければなりません。本コースでは、教員志望者自らが、地域課題解決の実践経験を積むと同時に、課題解決の現場で求められる「課題設定力」「創造力」「連携力」「適応力」を養う学びの場を設計するノウハウを身に付けます。

・問題把握と課題設定に取り組む柔軟な視点
・地域とのネットワーク構築方法
・合意形成のためのワークショップや会議ファシリテーション