2024. 04.03IJIEキックオフシンポジウムを開催

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 信州大学を主幹機関として甲信・北関東地域の6機関(山梨大学、宇都宮大学、群馬大学、埼玉大学、自治医科大学、(株)信州TLO)と共同申請・採択された、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の大学発新産業創出基金事業スタートアップ・エコシステム共創プログラム・地域プラットフォーム「Inland Japan Innovation Ecosystem(IJIE/通称アイジー)」のキックオフシンポジウムが、2024年3月29日(金)に東京国際フォーラム(東京・有楽町)において開催されました。

本事業の総括責任者の向智里信州大学理事(研究、産学官・社会連携担当)より開会挨拶の後、来賓の文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課の迫田健吉産業連携推進室長、科学技術振興機構スタートアップ・技術移転推進部の笹月俊郎部長から、ご挨拶をいただきました。

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基調講演として、千葉大学名誉教授兼株式会社ACSL創業者・元代表取締役CEOの野波健蔵氏から「起業からIPO、そして、新たな出発」と題して、研究活動から起業に至る経緯に加えて、日本の大学発スタートアップの課題等についてご講演いただきました。

基調講演に続いて、IJIEプログラム代表者の信州大学学術研究・産学官連携推進機構の松山紀里子からIJIE事業と4月下旬に募集開始を予定しているスタートアップ創出プログラム(IJIE-GAPファンド)について説明を行った後、「スタートアップ・エコシステム共創プラットフォームに求められるもの」と題してパネルディスカッションを行いました。

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基調講演をいただいた野波健蔵氏、Greater Tokyo Innovation Ecosystem (GTIE)のプログラム代表者を務める東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻教授の各務茂夫氏、Tokai Network for Global Leading Innovation (Tongali)を担当する名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部スタートアップ推進室主任URAの小田一郎氏、株式会社みらい創造機構の金子大介氏にご登壇いただき、先行事例として各機関のスタートアップ支援活動をご紹介いただくとともに、IJIE拠点のスタートアップ支援活動における課題や留意点、助言について議論しました。最後に、市川満 山梨大学理事(産学官連携担当)から、IJIEのこれからの取組みと参加者への感謝を述べ、閉会の挨拶を締めくくりました。

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今回のキックオフシンポジウムを皮切りに、IJIE参画機関及び拠点都市プラットフォームとの協力・連携により、信州大学の起業シーズに基づいて、社会を変える大学発スタートアップ創出を通じて、地域に新たな高付加価値産業と雇用を共創する地域独自のイノベーションエコシステムを構築し、日本の経済成長に貢献することを目指してまいります。

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IJIE事業説明資料

IJIEホームページ (JST大学発新産業創出基金事業スタートアップ・エコシステム共創プログラム)