「地球環境再生プログラム」年次報告会には116名の参加がありました。

私たちは、中部山岳地域にフィールドを有する信州大学、筑波大学、岐阜大学の3大学間の分野横断的な連携によって「地球環境再生プログラム」を進めてきました(JALPS)。このプログラムの目的は、中部山岳地域の環境変動の解明から環境資源再生を目指し、環境変動が生態系と人間に与える影響を解明・予測し、緩和策を探ることにあります。

JALPSは 2010年からこれまでに気象観測網と将来予測、物質循環・炭素循環の過程、生物多様性の変動について大きな成果を上げてきました。2014年12月11-12日にはJALPSの成果報告会を実施しました。また、本年は5年にわたるJALPSの最終年となるため、公開シンポジウム「山岳アカデミア-環境変動と地域創成-」を開催しました。

今後は、山梨大学、静岡大学、富山大学が加わり、6大学間の分野横断的な連携により、さらなる成果を挙げるために事業を継続し、気候変動が自然と人間へ与える影響の予測精度を飛躍的に向上させ、格段に実効性の高い緩和策の提言を目指します。

「地球環境再生プログラム」年次報告会には82件のポスター発表がありました。

公開シンポジウム「山岳アカデミア-環境変動と地域創成-」には80名の参加があり有意義な議論を行いました。