約40名の方にご来場いただきました

 信州大学山地水環境教育センターで、平成28年7月2日(土)一般公開を行いました。諏訪湖畔に位置する同センターは,山岳科学研究所の教育研究施設で,諏訪湖の水質浄化、沼の生態系の解明など、諏訪地域の自然環境に関する調査研究を行っています。この一般公開は、地域の皆様をはじめ多くの方に、豊かな諏訪湖を取り戻すため、さまざまな研究が進められていることを理解していただくことを目的に毎年開催しています。

 当日は、今年40年目となった諏訪湖の定期観測の様子を写真と映像で公開したほか、諏訪湖に流れ込む用水路でとれたシジミのDNAを分析した結果も紹介されました。今後シジミが諏訪湖で数を増やせば、シジミの持つ水をきれいにする力を生かした水質改善や、シジミ料理で地域の活性化を図ることも期待できます。

 訪れた地元の男の子は、「顕微鏡で生き物を観察していろいろなことが分かった」と大きな関心を寄せてくれました。

 また、午後からは、山岳科学セミナー「諏訪湖の今」と題し、諏訪湖の水質や底質の変化について解説を行い、活発な質疑が行われました。