平成31年3月1日(金)、上田東急REIホテルにおいて、信州大学先鋭領域融合研究群 国際ファイバー工学研究所(IFES)で実施する「ウェアラブルバイタルサイン測定システム開発プロジェクト」の研究成果を国内外に広く発信するため、国際シンポジウムを開催しました。本プロジェクトは、石澤 広明 スマートテキスタイル研究部門長を中心として、光ファイバーによる高感度センサを用いることで心拍、血圧、血糖値の測定が可能なデバイスの開発に取り組んできました。今回のシンポジウムでは、これらの共同開発を実施する研究者・技術者が一堂に会し、一連の研究成果に関する最新報告が行われました。また、午後のセッションでは、ウェアラブルセンシングデバイス開発の第一人者で、IFESの特別招へい教授でもある香港理工大学のHwa-Yaw Tam教授をはじめ、デンマーク工科大学のArsen K. Melikov 教授、早瀬 敏幸 教授(東北大学)をお招きした基調講演を実施し、生体センシングデバイスの世界的な研究動向についても理解を深めました。当日は、企業や大学の研究者など111名が参加し、盛会のうちに終了しました。
 現在、当プロジェクトは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が行う「産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)」事業において、信州大学を幹事機関として採択を受けた「埋込型・装着型デバイス共創コンソーシアム」の研究課題の1つとして研究開発が進められており、今後の更なる発展が期待できます(詳しくは下記リンクをご参照下さい)。

埋込型・装着型デバイス共創コンソーシアム ホームページURL:https://www.shinshu-u.ac.jp/project/shinshu-opera/

シンポジウムの様子

Hwa-Yaw Tam教授(香港理工大学)による基調講演

石澤 広明 スマートテキスタイル研究部門長による講演

集合写真