信州大学

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Profile of Divisions研究部門

生体分子イノベーション部門

食品素材や生物資源に由来する先進農学研究の成果を、生体分子レベルからのアプローチにより、癌・生活習慣病・認知症などの予防・治療に寄与する機能性食品や創薬の開発に応用し、長寿地域"信州"にふさわしい研究成果を発信します。

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研究者紹介

生体分子イノベーション部門 部門長
学術研究院 教授(農学系)/博士(農学)
Research Professor
専任教員
下里 剛士
Takeshi Shimosato
経歴
2006年 東北大学大学院農学研究科修了
2006年 米国食品医薬局/生物製剤評価研究センター(FDA/CBER)・博士研究員
2007年 米国国立癌研究所(NCI)・博士研究員
2007年 信州大学ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点・特任助教
2012年 信州大学農学部・准教授
2016年 信州大学菌類微生物ダイナミズム創発研究センター・センター長
2019年 信州大学農学部・教授
2019年 信州大学バイオメディカル研究所生体分子イノベーション部門・部門長
研究分野
分子生命工学
研究テーマ
経口用オリゴDNA微粒子による免疫制御機構の解明
ホームページ
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/lab/shimolab/
メッセージ
近年、生体分子(Biomolecules)のもたらす様々な生体調節作用に関する研究が進展し、農学研究およびその周辺学際領域として注目されています。本部門では、Biomoleculesをキーワードに、難治性疾患の予防・軽減に寄与する機能性食品の開発や創薬研究へ応用します。
バイオメディカル研究所 副所長
学術研究院 教授(農学系)
博士(農学)
Research Professor
専任教員
真壁 秀文
Hidefumi Makabe
研究分野
生物有機化学、有機合成化学
研究テーマ
有機合成化学の手法を用いた生理活性物質の合成を行っています。生理活性物質の活性発現の仕組みや構造活性相関の解明、高度に機能化した分子プローブを創製することで生命現象を解明し、医薬等への応用を目指しています。
学術研究院 教授(農学系)
博士(水産科学)
Research Professor
専任教員
片山 茂
Shigeru Katayama
研究分野
食品機能性因子の高度利用のための分子設計
研究テーマ
食品由来の種々の機能性成分の生体調節機能を明らかにするとともに、食品機能性因子の更なる高度利用のための分子設計に取り組んでいる。
ホームページ
http://karamatsu.shinshu-u.ac.jp/lab/fs/index.htm
学術研究院 准教授(農学系)
博士(工学)
Research Professor
専任教員
保坂 毅
Takeshi Hosaka
研究分野
応用微生物学、抗生物質学
研究テーマ
抗生物質と抗生物質生産菌の本質的理解とその応用
ホームページ
https://appl-mol-microbiol-shinshu-u.jimdo.com/
学術研究院 教授(繊維学系)
博士(工学)
下里ユニット
専任教員
新井 亮一
Ryoichi Arai
研究分野
タンパク質工学、構造生物学、合成生物学
研究テーマ
有用な人工・改変タンパク質を設計・開発・応用するタンパク質工学研究や、タンパク質の構造と機能を解析する構造生物学研究を行っています。特に、タンパク質ナノブロックによる生体分子イノベーションを目指しています。
ホームページ
http://fiber.shinshu-u.ac.jp/arai/
学術研究院 准教授(農学系)
博士(工学)
保坂ユニット
専任教員
伊原 正喜
Masaki Ihara
研究分野
蛋白質工学・代謝工学
研究テーマ
蛋白質工学・代謝工学を駆使して、藻類によるバイオリファイナリーの実現を目指しています。
学術研究院 助教(農学系)
博士(理学)
真壁ユニット
専任教員
梅澤 公二
Koji Umezawa
研究分野
生物物理・生物情報
研究テーマ
生体分子の活性調節機構および分子間相互作用について予測技術の開発・理論的研究を実施。分子の構造や動きから結合分子の探索と結合機序の解明に挑む。
助教(特定雇用)
博士(農学)
保坂ユニット
専任教員
今井 優
Yu Imai
研究分野
応用微生物学、生理活性物質探索
研究テーマ
微生物からの生理活性物質の探索と作用機序の解析
助教(特定雇用)
博士(理学)
真壁ユニット
専任教員
河村 篤
Atsushi Kawamura
研究分野
天然物化学、創薬化学
研究テーマ
天然由来生物活性物質の単離・構造決定、および有機合成手法を用いた天然物合成、構造活性相関研究
助教(特定雇用)
博士(農学)
片山ユニット
専任教員
鄭 屹峰
Yifeng Zheng
研究分野
食品科学
研究テーマ
生活習慣病(肥満症、非アルコール性脂肪性肝疾患)、認知症、食品アレルギーを予防する機能性食品における活性成分の同定及びそのメカニズムの解明。
学術研究院 教授(農学系)
博士(工学)
真壁ユニット
併任教員
大神田 淳子
Junko Ohkanda
研究分野
生物有機化学、ケミカルバイオロジー、医薬品化学
研究テーマ
K-Ras翻訳後修飾を司るPPI阻害剤の創製と評価
脱リン酸化酵素のPPI阻害剤研究
天然変性たんぱく質の変調剤に関する研究
ジテルペン配糖体フシコクシンの化学生物学的研究
ホームページ
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/lab/johkanda/index.html
特任教授
博士(医学)
下里ユニット
併任教員
佐藤 隆
Takashi Sato
研究分野
呼吸器病学、ドラッグデリバリーシステム
研究テーマ
・ 組換え乳酸菌由来医薬・ワクチン開発と経気道投与法の開発
・ 吸入可能な標的治療薬と機能性粒子体の開発
・ 新規アクティブ吸入デバイスの開発
学術研究院 教授(農学系)
博士(農学)
片山ユニット
併任教員
米倉 真一
Shinichi Yonekura
研究分野
動物生理学(神経科学、細胞生理学)
研究テーマ
細胞内ストレスを排除するためのシステムであるストレス応答機構は組織発達等の役割も有していることが明らかとなってきた。当研究室では、特に神経細胞、筋肉細胞、乳腺細胞における細胞内ストレス応答機構と機能障害または組織発達との関連性について分子レベルでの解明を目指している。
ホームページ
http://karamatsu.shinshu-u.ac.jp/lab/roh/top/top.html
学術研究院 教授(教育学系)
博士(理学)
真壁ユニット
併任教員
伊藤 冬樹
Fuyuki Ito
研究分野
分子集合体・複合体の光化学と結晶生成過程
研究テーマ
分子集合体・複合体の光化学に関する研究、ナノサイズ有機分子集合体の蛍光特性を利用した分子集合体形成機構の解明とその光機能創出、光機能性分子の合成および励起状態動力学を研究しています。
ホームページ
http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/education/course/science/chemistry2/index.html
学術研究院 教授(農学系)
博士(理学)
真壁ユニット
併任教員
喜井 勲
Isao Kii
研究分野
タンパク質科学、分子細胞生物学、ケミカルバイオロジー
研究テーマ
疾患発症に関与するリン酸化酵素に対する選択的阻害剤の創出
タンパク質のフォールディング過程を標的とした阻害剤の創出
細胞内でのタンパク質フォールディングを調節する品質管理機構の研究
新規抗体薬物複合体の基盤研究
ホームページ
https://ikii80.wixsite.com/drugtarget
学術研究院 准教授(農学系)
博士(理学)
片山ユニット
併任教員
鈴木 俊介
Shunsuke Suzuki
研究分野
分子生物学・ゲノム生物学
研究テーマ
哺乳類のゲノムインプリンティングの進化およびヒトの遺伝子制御機構の進化や疾患における転移因子の関連性の解明
学術研究院 准教授(農学系)
博士(医学)
下里ユニット
併任教員
高谷 智英
Tomohide Takaya
研究分野
幹細胞生物学、in vitroスクリーニング
研究テーマ
ロコモティブ症候群・メタボリック症候群の予防や治療に有用な分子の探索と開発
ホームページ
http://t-takaya.net/
学術研究院 准教授(農学系)
博士(農学)
片山ユニット
併任教員
田中 沙智
Sachi Tanaka
研究分野
食品免疫学
研究テーマ
食品の摂取による免疫機能への影響について明らかにし、その分子メカニズムを解析しています。また、免疫機能の低下に伴う病気を予防するために、食品中に含まれる免疫賦活成分を明らかにする研究を進めています。
学術研究院 准教授(農学系)
博士(理学)
保坂ユニット
併任教員
入枝 泰樹
Hiroki Irieda
研究分野
植物病理学
研究テーマ
多種多様な農作物に甚大な被害をもたらす炭疽病菌(Colletotrichum属菌)とその宿主・非宿主植物を対象に、両者の共進化の結果である感染・防御戦略を分子レベルで解明することを目指しています。
ホームページ
https://irieda.wixsite.com/website
学術研究院 准教授(農学系)
博士(応用生命科学)
片山ユニット
併任教員
三谷 塁一
Takakazu Mitani
研究分野
ケミカルバイオロジー、食品科学
研究テーマ
生活習慣病(肥満症、脂肪肝、がん)を予防する生理活性物質の探索とその標的分子の同定
学術研究院 助教(農学系)
博士(農学)
片山ユニット
併任教員
諸白 家奈子
Kanako Morohaku
研究分野
動物生殖学、発生工学
研究テーマ
複雑な卵母細胞発育現象を体外モデルにより可視化し解析する技術を開発し、解明することを目指している。
特任教授
博士(理学)
下里ユニット
栃尾 巧
Takumi Tochio
研究分野
プレバイオティクス、プロバイオティクス、消化器内科学、食品科学、香粧品科学
研究テーマ
近年、常在細菌叢の異常(ディスバイオシス)と様々な疾患の関連性が報告されているが、ディスバイオシスを改善することにより疾患にどのような影響が見られるかは十分に解明されていない。我々は、ディスバイオシスを改善する素材であるプレバイオティクス、プロバイオティクスを用いて様々な疾患の補完療法を確立する研究を行っている。
ソウル大学(韓国)
Jae Yong Han
研究分野
動物分子遺伝学、動物発生工学
研究テーマ
動物発生工学的手法を用いた遺伝子改変動物(鳥類など)の作製とその農学的応用 (モデル動物作製など)に関する研究
ホームページ
http://age.snu.ac.kr
http://biomodulation.snu.ac.kr
ソウル大学(韓国)
Heebal Kim
研究分野
計算進化学、バイオインフォマティクス
研究テーマ
計算分子進化学、ゲノムワイド関連解析、ゲノムワイド遺伝子発現解析などを用いた複雑形質の進化に関する研究
ホームページ
http://biopop.snu.ac.kr
メルボルン大学(オーストラリア)
Andrew John Pask
研究分野
動物生殖学、発生学
研究テーマ
有袋類における性決定,性分化,生殖学,遺伝学,発生学,内分泌学,生理学および疾患に関する研究
テネシー大学(米国)
Dhiraj A. Vattem
研究分野
神経変性疾患における神経炎症とタンパク質毒性の天然代謝産物による治療的制御
肥満、心血管代謝、神経疾患における腸内細菌叢の制御分子メカニズムの解明
研究テーマ
神経炎症とタンパク質毒性:
天然物由来生理活性物質のストレス反応性シグナル伝達経路の治療的制御に対する生物学的機能を解明することは種々の炎症性病変(特に、神経変性や認知低下)において重要である。この研究では前臨床モデルでの神経変性疾患の進行に関与する神経炎症とタンパク質毒性の抑制分子メカニズムに焦点を置いている。
微生物叢と健康:
天然代謝産物の微生物変換とその生体利用効率・治療効果に関する研究。新血管代謝と神経疾患に関するヒト腸内細菌叢の制御機構の解明(脳腸相関)。
ソウル大学(韓国)
Jeong-Yong Suh
研究分野
構造生物学、分子生物物理学
研究テーマ
転写制御における構造メカニズムに関する研究、NMR分光法によるタンパク質フォールディング及び相互作用に関する研究
ホームページ
http://bionmr.snu.ac.kr
コーネル大学(米国)
Iliyan D. Iliev
研究分野
粘膜免疫学、真菌叢、炎症
研究テーマ
Iliev研究室では、炎症性腸疾患、アレルギー、免疫不全などの病態時における免疫系と真菌叢との関連性について研究しています。
ホームページ
https://ilievlab.weill.cornell.edu/about-us