チーム医療におけるメンバーシップや

基礎看護学領域

基礎看護学領域では、看護技術、観察、コミュニケーション、患者理解など、あらゆる看護実践の基盤となる要素を教育・研究の対象としています。対象の健康状態や生活を多面的に捉え、その人らしさを尊重した支援の在り方を探究するとともに、看護の質向上につながる実践的な知見の創出を目指しています。

看護の基盤を問い直し、実践と未来をひらく

基礎看護学は、看護の出発点となる領域です。採血や血圧測定、感染予防、観察といった看護技術の基本を学ぶだけでなく、患者さんの気持ちを理解し、安心して療養生活を送れるよう支えるためのコミュニケーションや関わり方も探究します。成人看護学や小児看護学、母性看護学などがそれぞれ特定の対象や場面に焦点を当てるのに対し、基礎看護学は、あらゆる看護に共通する「人をみる力」「生活を支える力」「その人らしさを大切にする視点」を育てる学問です。私たちのグループでは、ICTを活用した新しい看護の可能性、高齢者が自分らしく暮らし続けるための支援、患者さんの心の健康を守るための看護、慢性疾患をもつ人のセルフケア支援など、看護の基本につながるさまざまな研究に取り組んでいます。看護は、病気だけをみるのではなく、その人の生活や思い、生き方に向き合う学問です。基礎看護学は、その最初の一歩として、知識や技術とともに、人を思いやる力、考える力を育てていきます。

  • 教員の研究紹介
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身近な疑問を看護学の問いへと育てる

基礎看護学領域のゼミでは、看護技術、観察、コミュニケーション、患者理解といった看護の基盤を出発点として、学生それぞれの関心を研究へと発展させています。扱うテーマは、看護学生の学習行動や臨床場面での課題、患者・家族が抱える困難、医療安全、セルフケア支援、健康教育など多岐にわたり、身近な疑問を看護学の視点から検討していくことを重視しています。指導においては、学生のユニークな問題意識を尊重しつつ、臨床疑問を明確化し、研究可能な問いへと整理していく過程に十分な時間をかけています。また、毎月のゼミでは、研究計画や分析結果をもとにピアレビューを行い、互いに批評し合うことで、問いを深める力、論理的に検討する力、他者の研究を建設的に読む力を養っています。看護実践につながる研究を、自ら考え、対話を通して磨いていくことが、このゼミの特色です。

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看護実践の質を高めるための技術・心理・支援体制を探求する

ケア技術の改善、看護情報の設計、遠隔看護を支える生理学的指標の活用といった基盤的研究に加え、患者の抑うつ予防や心理的健康の支援、新人看護師への支援体制の検討など、看護の質向上に直結する研究に取り組みます。臨床現場で生じる課題を丁寧に研究課題へと整理し、実践に還元できる知見の構築を目指しています。

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