理学療法学専攻 西澤公美 助教が長野県科学振興会から「市民向け研究発表展示の場」を提供されました。

 理学療法学専攻 西澤公美 助教が平成28年度長野県科学振興会審査委員より「助成金交付決定者の中から,特にその研究内容・成果が優れている方に,研究発表の場を提供する」事業に推薦されました。

 長野県科学振興会では,平成25年度から助成金の審査委員の推薦により「助成金交付決定者の中から,特にその研究内容・成果が優れている方に,研究発表の場を提供する」事業を実施しています。平成28年度分では,助成金交付者計50名の中から7名がこの事業に推薦され,西澤助教が対象者の1人に該当しました。

 推薦された研究は「活動量計を用いた筋疾患患児に対するステロイド剤の効果の検討」です。筋疾患の患者を対象に,薬効評価のための従来の運動機能評価に代わる非侵襲的な評価ツールとして,活動量計の導入を検討した内容です。本研究の結果,活動量計を用いた評価は,ステロイド剤投与前後の日常生活における連続した活動の様子を非侵襲的に測定でき,従来の運動機能評価の結果を補足する評価ツールになる可能性があることが分かりました。現在この研究は,医学部第三内科の中村昭則特任教授のご指導の元,データ数を増やしてさらに発展させた内容に改め進めております。

 発表はパネル展示にて一般県民向けに行われ,平成29年12月25日(月)~12月29日(金)の期間は県庁1階講堂前に,平成30年1月9日(火)~1月31日(水)の期間は県立長野図書館2階の一般図書室に展示されます。

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