検査技術科学専攻 平千明 助教が2017年度日本臨床検査医学会 学会賞(若手研究者奨励賞)を受賞いたしました

 平成29年11月16日~19日に国立京都国際会館で開催された第64回日本臨床検査医学会学術集会において、平千明助教(医学部保健学科検査技術科学専攻)が2017年度日本臨床検査医学会 学会賞(若手研究者奨励賞)を受賞いたしました。受賞対象となった研究は「キメリズム検査の改良と日常検査への普及」です。

 キメリズム検査は同種造血幹細胞移植においてドナー/レシピエント比率を数値定量化し、移植後の生着確認や再発予測を行う検査です。ゲノムDNA上の多型領域を用いた従来法では、遺伝子増幅過程で生じる非特異産物形成や増幅効率の影響を受けることが知られており、最新の技術を取り入れながらキメリズム検査法の改良を行ってきました。院内検査にも導入され、より正確な移植後評価が可能な方法の構築に至った本研究成果が、臨床検査医学における優れた研究発表と認められました。

H29臨床検査医学会写真.jpeg