ようこそ!
信州大学工学部キャンパス。そこには、皆さんの想像を超える多くの実験装置や施設があります。一例としては、目では見ることができないミクロの世界を観察する装置や髪の毛ぐらいの細いものに文字が書ける装置などがあります。これらは、どれも皆さんが今までに見たことがないものだと思います。信州大学工学部技術部では、周辺地域の子供たちに対し、こうした最新の装置を直接見たり触ったりして、体験していただく機会を設けました。それにより、最先端の実験や分析に対して少しでも興味を持っていただけたら大変うれしく思います。
信州大学工学部技術部では、2009年度より「親子体験教室」と、「工学部見学ツアー」を開催し、初年度には約100名の方々に参加していただきました。今後も、これらの活動を毎年継続して行こうと思っていますので、皆さんの参加を心よりお待ちしております。
地域貢献実行委員長
親子体験教室とは?

09,10年度は、「模型飛行機で知る飛行の原理」「電子顕微鏡で観察しよう」、11年度は「ものづくり体験教室 ライントレーサーを作ってみよう」「いろいろな植物色素で太陽電池を作ってみよう」と各年度2つのテーマを用意し、行ないました。これらのテーマに対して、それぞれの専門の技術者が、作り方、実験の仕方、観察方法について分かりやすく説明します。
こうした体験の中から、子供達が単なる面白実験で終わるのでは無く、「なぜ?」という興味や、「もっと知りたい!」という向上心が芽生える事を願っています。
工学部見学ツアーとは?

09,10年度には、「電子顕微鏡でミクロの世界を見てみよう」「光の回折で髪の毛の太さを測ろう」「金属を伸ばすとどうなるかな」、11年度は「水の流れの速さを測ろう!!」「えっ!!金属ってけずれるの?」「糸の電話・光の電話」と各年度の3つのテーマを用意し、約1時間で見学するツアーを開きました。装置に触れる時間は限られていますが、短時間に数種類のテーマの概要を知る上では有効です。
日頃は見ることができない装置や施設をご覧いただき、大学で行っている実験や研究について、少しでも興味を持っていただければ幸いです。