教員紹介
高山に囲まれた信州の地で土砂災害の防止・軽減を目指す
長野県は日本有数の山岳地帯を有し、急峻な地形の土地が多く存在します。また、中央構造線や糸魚川‐静岡構造線が横切っており、脆弱な地質構造を持った地域でもあります。 さらには、御嶽山、乗鞍、焼岳、浅間山といった活火山にも囲まれています。この様な場所は、雨や地震、積雪、火山噴火といった要因によって種々の土砂移動現象が起こり、土砂災害が発生する危険性が高い地域です。 我々は科学的アプローチから土砂移動現象そのものを理解し、土砂災害の防止・軽減につながる研究を進めています。 最近は、火山噴火によって発生する恐れのある融雪型火山泥流の発生機構解明と予測、山地河川における土砂移動計測手法の開発、流木対策手法の開発、岩盤湧水観測を用いた深層崩壊発生予測等の研究テーマに力を入れています。