信州大学
連携事業
国立大学法人信州大学(以下、信大)と特定国立研究開発法人理化学研究所(以下、理研)は、平成28年3月31日理研和光事業所において、連携・協力の推進に関する協定の締結を行いました。
信大と理研が、両機関の教育・研究能力及び人材等を活かし連携・協力することによって、我が国の学術・科学技術の振興、人材育成に資することを目的とし、そのため、共同研究等の研究協力、人材交流・育成、連携研究室の設置等、連携・協力していくことを推進事項としています。
本協定の締結を発端として、国の革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)の推進、及び協定に規定されている種々の連携、協力の取組みのほか、信州大学の多様な材料研究を始め、バイオ、メディカル、生物学、医科学等の多方面の学術分野で、さらなる連携を図ることで、双方の機関の研究の深化と人材育成等の取組みをさらに進展させます。

連携・協力の推進に関する協定書

協定調印式
(中央左)理化学研究所 松本 紘 理事長、(中央右)信州大学 濱田 州博 学長

連携・協力の推進事項

  • 1
    共同研究等の研究協力
  • 2
    人材交流(クロスアポイントメント等)
  • 3
    人材養成(学生への研究指導の実施を含む)
  • 4
    連携研究室の設置
  • 5
    その他本協定の目的を達成するために必要な協力

1.経緯

2013年10月

信州大学を中核機関とする文科省革新的イノベーション創出プログラム事業(以下、COI プログラム)が採択される。〔信州大学アクア・イノベーション拠点〕
理研から前田バイオ工学研究室(前田瑞夫主任研究員)、杉田理論分子科学研究室(杉田有治主任研究員)が参画し研究を開始。

COI プログラムの趣旨

世界の抱える水の課題を解決し、世界中の人々に安全・安心な水を十分に提供するため、信州大学等が得意とする炭素材料・繊維材料等の研究開発成果と、長野県をはじめとする我が国のモノづくり技術を駆使し、オールジャパン体制の強固な産学官連携により、革新的な『造水・水循環システム』の研究開発から社会実装までを一貫して行う。

COI プログラムにおける理研の役割

細胞膜などのやわらかい物質(ソフトマテリアル)の構造と物性を原子・分子レベルで研究してきた理研は、計算シミュレーションと分光計測を連携させて、高分子材料でつくられた水透過膜と水の相互作用を原子レベルで明らかにし、その結果をもとに、高性能膜の設計指針を提案する。

2014年2月

理研和光事業所にて信大及び理研双方の研究担当理事(当時)が会談。COIプログラムをきっかけに、信大と理研の連携を推進することで合意。

2014年12月

双方研究担当理事(当時)レベルで具体的な協議を実施

2015年2月

信大学長(当時)の了承を経て実務担当レベルの実質協議開始

2016年3月

濱田州博学長、中村宗一郎理事、半田志郎副学長他 出席のもと理研和光事業所にて連携・協力の推進に関する協定を締結

2.連携推進事項

3.連携事業

教育

平成29年度大学院講義 「科学技術政策特論」~理化学研究所に見る最先端研究の動向~

開講期間:2017年10月4日~11月22日(毎週水曜 3,4 限目に開講)

会場:信州大学各キャンパス

「理化学研究所に見る最先端研究の動向」各講義詳細

理研和光キャンパス施設見学会

開催日:2017年12月11日

見学場所:理化学研究所 和光事業所

「施設見学会in和光」を開催しました。

研究

地域貢献・アウトリーチ活動

【開催報告】科学道 100 冊トークセッション 「科学者の思考法」

開催日:2017年12月9日 会場:信州大学 長野(工学)キャンパス 工学図書館2Fオープン・スペース

関連リンク

科学道 100冊 (信大工学部図書館の科学道 100冊企画展示(2017年8月-9月実施)はこちら)

編集工学研究所

4.その他

スパコンを知る集い in 長野(信州大学後援)

開催日:2017年12月2日 主催:理化学研究所計算科学研究機構
後援:長野県・長野県教育委員会・長野市・長野市教育委員会・信州大学・NHK 長野放送局・信濃毎日新聞社
協賛:計算科学振興財団・高度情報科学技術研究機構
会場:ホテルメルパルク長野 メルパルクホール(アクセス
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