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全研究総覧

農林業的土地利用形態と計画 【地域】 飯田市上村 下栗地区

はじめに

飯田市下栗地区は1960年代後半まで自動車の通行可能な道路が到達しておらず隔絶性の高い地域であったため、伝統的作物や農法が今なお多く維持されている。その代表例としての下栗芋については大井研究グループによりウィルスフリー化が進展し、その活用が目指されている。
これらの作物を含む地区内の農業的土地利用の実態を明らかにし、またその過去からの変遷をたどり、今後の地域振興の在り方について検討する。

方法(調査地)

1) 地区内の6集落(20.4ha)の現況土地利用と作目の実態を把握する。
2) 耕作者への聞き取りから過去の作付け作目について明らかにする。
3) 地域内における現行の各種地域振興活動・団体等の実態を把握する。
4) 上記を踏まえて、これまでの現行の土地利用における課題を明確にし、また過去からの土地利用の変遷を示し、今後の農業的な地域振興策を検討する。

結果と考察

1) 土地利用調査の結果を以下の図に示した。



図 下栗地区の土地利用 ※2009年9・10月に現地踏査


2) 聞き取り結果による過去の作目変遷について以下の図に示した。

今後の方針と計画

今後は,方法3)4)について実施し,具体的な検討を行ってゆく予定である。

研究者プロフィール

岡野 哲郎
教員氏名 岡野 哲郎
所属分野 農学部 森林科学科 山地環境保全学
兼担研究科・学部 大学院総合工学系研究科
所属学会 日本森林学会、日本生態学会、日本植物学会、植生学会、日本熱帯生態学会、森林立地学会、森林計画学会、日本農業気象学会、日本鱗翅学会
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