平成27年12月2日午後1時より第3回バイオメディカル研究所国際シンポジウムを開催しました。

今回のシンポジウムは「実現化する再生医療」をテーマとし、池田医学部長の開会の挨拶で始まり、バイオメディカル研究所の柴講師からの開催趣旨の説明、3名の外部研究者と信州大学の2名の研究者による講演、バイオメディカル研究所齋藤所長の閉会の挨拶で終了しました。

講演前半は、組織発生学講座、岳助教より、膵臓の内分泌器官と外分泌器官の再生について、次に、イタリアのトリエステ大学Stocco助教より、iPS細胞を用いた薬剤性膵炎の個人差の比較についてご講演いただきました。後半はバイオメディカル研究所柴講師より、サルのiPS細胞を使った心筋再生治療について、次に京都大学の南助教より、新しい心筋細胞の作製について、最後にオーストラリアのシドニー大学Chong講師より、ES細胞だけでなく体性幹細胞を用いた心筋再生について、それぞれご講演いただきました。興味深いご講演に参加者からの活発な質問があり、議論が繰り広げられました。国内外の研究者と交流する良い機会となりました。