表彰楯を手にする谷口俊一郎教授

谷口俊一郎教授(バイオメディカル研究所先端疾患予防学部門長)が小林がん学術振興会より表彰され第9回研究助成を受けることになりました。

小林がん学術振興会はがん薬物療法に関する先駆的研究並びに革新的研究等に対する助成及び表彰を行っている公益財団法人です。

谷口教授は研究課題「固形がんの嫌気的微小環境を標的とした持続的抗腫瘍性物質産生系の開発」で革新的研究の基礎部門で表彰されました。現在はヒト型ICP(免疫チェックポイント)阻害分子やサイトカイン等を大量かつ持続的に産生・分泌するB菌製剤を開発中で、今後は固形がん局所での抗がん剤産生・分泌バイオロボットとしてB菌を利用し、化学的手術ともいえるさらに安全で効率的な固形がん治療系を目指すとしています。

小林がん学術振興会では「ビフィズス菌をDDSとして用いるきわめて独創的な研究で発想法、技術ともに新鮮であり、医療経済面からも研究の今後の進展が期待される。」ことを受賞理由としています。

研究助成金贈呈式は平成27年6月20日、経団連会館4Fで行われました。