去る平成30年2月26、27日、東京都中央区の日本橋ライフサイエンスハブ で標記日英シンポジウムが開催され(主催:国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (AMED)、共催:国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター(RISTEX)、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)、後援:駐日英国大使館)、信州大学バイオメディカル研究所の増木静江准教授が招待講演を行いました。本シンポジウムでは、1日目は「デジタルヘルスの開発と評価」、2日目は「社会にインパクトをもたらす研究とは何か」をテーマとし、英国から3名、国内から4名の招待講演とパネルディスカッションが行われました。参加者は研究者だけでなく、企業・自治体関係者、一般の方等、総数150名以上で、技術革新の早いデジタルヘルスの開発と評価方法、さらにそれをどうしたら現場に応用できるか、について活発な討議が行われました。その中で、増木准教授は、AMED事業として進めている「インターバル速歩の大規模普及に向けた携帯アプリ開発プロジェクト」について講演し、本アプリ開発がインターバル速歩の過去14年の実績に基づく点で参加者の注目を集め、これからのデジタルヘルスを活用したエビデンスの創出に向けて期待が持たれました。

今回のシンポジウムは、超高齢社会におけるデジタルヘルスを活用した健康増進・疾病予防の取り組みについて、解決すべき問題点と発展性を実感する非常に貴重な機会となりました。

https://www.amed.go.jp/news/event/20180226_amed-ristex_report.html