国際協力機構(JICA)「草の根技術協力事業」の相手先であるコバン農業高校関係者が藤田智之学 部長を表敬訪問

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表敬訪問記念①
表敬訪問記念①
表敬訪問記念②
表敬訪問記念②

平成29 年9 月4 日(月)に国際協力機構(JICA)の「草の根技術協力事業」の相手先であるネパール北西部にあるコバン農業高校関係者5 名が藤田智之学部長を表敬訪問してくださいました。
コバン農業高校の関係者は、草の根技術協力事業の一環で、9 月3 日(日)から11 日までの9 日間にわたり、事業を推進している信州大学農学部、長野県上伊那農業高等学校(長野県上伊那郡南箕輪村)を訪問する予定です。


本学部では、学部長表敬訪問の他に、今回の訪問における成果を検証し、コバン農業高校の教育課題を抽出し、改善策を検討します。
上伊那農業高等学校の訪問では、同校の授業方法、教材の工夫、実習・実験手法などの実践的教育手法を学ぶ予定です。
また、近郊の農産物直売所や食品加工所等を視察し、日本の農産物の加工や流通形態を学びます。
表敬訪問では、コバン農業高校関係者から、高校の講義(授業)と実践をどのように繋げていくのかなどの課題解決の糸口を見つけたいとの抱負が述べられるとともに、ネパールでは、高校の教育に「研究」の視点がないので、高校教育のレベルから研究マインドを植え付けていきたいとの熱意ある発言がありました。
本学部からは、今回の訪問では、日本農業のいい面だけでなく、課題も見ていただき、ネパールのこれからの農業教育に活かしてほしい旨の希望が述べられました。

〇 ご訪問者
1.Mr.Arjun Singh Tulachan / AST Foundation President
2.Ms.Sirjana Kafie / AF SFoundation,Prject Coordinator
3.Mr.Tika Ram Sharma / Koban High School,Head Master
4.Mr.Bidur Paneru / Koban High School,Teacher
5.Mr.Krishna Prasad Kapri / Curriculum Developrnent Center,Department of Education,Executive Director


参考:「ネパールにおける農業高校の教育強化事業」(国際協力機構(JICA)・草の根技術協力事業)

事業の背景と必要性:
ネパールは、一部の地域を除けば、多くの人々が中山間地帯及び山岳地帯の傾斜地において自給的農業を営んでいる。一方で国全体の貧困率は25%と高く、そのうち約9 割が農村に集中し、都市部との経済格差は拡大する傾向にある。総人口の8 割が生活を営む農村において、貧困削減及び収入向上は最重要課題の一つである。農業生産性の向上と農村加工業の発展は不可欠である。ネパール政府は農村地域での農業教育の強化を図るため、全国に99 校の農業高校設置政策を打ち出したが、教育カリキュラムや実践的な指導ノウハウが蓄積されておらず、教員の人材育成や教育体制の整備が進んでいない。ネパールの教育事情に合致したカリキュラムの改善を行い、両国の農業・農村の発展に資する効果的かつ実践的な農業高校教育モデルの構築を目指す。
 プロジェクト目標:コバン農業高校において農業高校カリキュラムが改善される
 対象地域:ネパール西部開発区域ダウラギリ県ムスタン郡コバン
 本事業の対象となる人々:コバン農業高校・農業高校周辺の村の人々
 事業活動と期待される変化:
 <活動>
  1.ベースライン調査の実施
  2.カリキュラム改善案の作成/教員の本邦研修/カリキュラム案による教育の試行と評価
  3.教員の人材育成
 <期待される変化>
  1.農業教育の現状と課題が明らかになる。
  2.課題点を効果的に改善するためのカリキュラムの改善案が作成される。
  3.カリキュラムの改善案を作成することで、農業高校および関係機関の人材が育成される。
 

 事業の実施体制:
  本事業は、提案団体である信州大学農学部および現地実施機関であるASTFoundation が連携を図り、現地および日本
  でのベースライン調査を通じてカウンターパート機関であるコバン農業高校の教育カリキュラム強化の方策を探る。ま
  た、長野県上伊那農業高校の協力を得てカリキュラム改善案の作成および本邦研修によるネパール人教員の指導能力強
  化を目指す。

長野県上伊那農業高等学校
http://www.nagano-c.ed.jp/jono/
国際協力機構(JICA)
https://www.jica.go.jp/

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