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2013年10月6日 ソバ収穫作業に8名が支援

信州大学農学部栄村震災復興支援隊(農援隊)の活動報告

参加者
教員:松島憲一、三木敦朗、千菊夫
学生:三五健次郎(食料4年)、田中哲平(食料3年)、飯田祐輔(応生3年)、前田紗綾香(食料2年)、畠山佳奈実(応生2年)

 

現地対応者:相澤博文氏(「結い」代表)

 

作業内容
終日、今泉地区のソバ畑で収穫作業をした。この畑に播いてあるソバは,相澤博文氏が栄村秋山地区で育ててきた在来種である。8月上旬にこのソバを今泉地区桜沢名代子氏の耕作地に播種してから65日が経過した(ソバの標準収穫時期は播種後75日であるが、栄村ではやや早めに収穫)、相澤氏によれば、今泉地区での栽培結果は、同じソバを秋山地区で栽培する場合よりも、かなり丈が長いとのこと。
収穫方法は、手刈りしたソバを足踏式脱穀機で脱穀し、脱穀後の粗「ソバの実」から茎・葉を手作業で取り除くというもの、当日の天候は晴れ~曇りで気温が高かったため、熱中症にならないように頻繁に給水しながら作業を行った。栽培畑3面のうち、非常に状態のよい1面(条播きソバ)と比較的マシな1面(バラ播き)について収穫した。午前中は、主に条播きソバの刈取り、午後はこれの脱穀とバラ播きソバの刈取りを行なった。条播きソバについては、刈取りは完了したものの、作業時間が不足していたため、全てを脱穀することができなかった。時間が不足した理由は、脱穀後のソバの実に予想以上に茎・葉が混ざり込み、それを取り除くのに時間がかかったためである。バラ播きソバについては刈り取ったソバを天日干しする形にまで仕上げ、作業目標を完了した。
なお、残りの収穫作業は相澤氏が一人で行なうことになる見込み(次のボランティア来訪日まで作業を延ばせないため)、 当初予定では10/5(土)にも信大農援隊を派遣する予定であったが、その日の天候があまりよくないと予報されていいたため派遣取りやめ、そのため、予備日10/6(日)1日だけの作業になってしまったが、結果論的には10/5(土)に収穫作業を開始する方がよかったのかもしれない。

 

参加学生の感想

【よかったこと】
・ ソバ播き(前回の作業)の時、ゴンベエの調子が悪かったが、立派に育っていてよかった。
・ 2面の畑(の刈取り)を終えることができた。

 

【改善すべきこと・気づいたこと】
・ 条播き(ゴンベエ)した畑は調子良く刈れた(午前)、バラ播きした畑は刈りにくかった。また、倒伏しており,刈りにくかった(午後)。前回の作業の時、もっとしっかり土をかぶせた方が良かったのかもしれない。
・ 脱穀は、(ソバの刈取り直後で)まだ乾燥していなかったので脱粒しにくく、大変だった。
・ 全部で(ソバ畑が)3面あったが、2面(の刈取り)しか終わらなかった。

 

【申し送り事項】
・ 10月であったが、よく晴れ暑かった、水分、休憩を十分に取りながら行なう。

 

行程
10/6(日)
 5:30 農学部集合および打合せ
 5:50 農学部出発
 8:30 栄村「結い」到着、打合せの後、今泉地区に移動
 8:50 作業開始
12:00〜13:00 現地(刈取り後のソバ畑)で昼食および休憩
16:45 作業終了(致し方なく、切上げ時間が遅くなった)。「結い」へ移動
17:00〜17:20 「結い」で報告書作成
17:20 栄村「結い」出発
20:30 農学部到着
20:40 解散

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