畳んで運んで現場で橋に!縦横に伸縮するパネルユニット
- カテゴリ
- 土木・建築
- 出展年度
- 2022
- イベント名
- 信州大学新技術説明会
- 所属
- 工学部 水環境・土木工学科
- 氏名
- 近広 雄希 助教
- SDGs
-
テーマ概要
【新技術の概要】
縦方向および横方向に伸縮可能なシザーズ構造(X字形)の矩形枠を備えた伸縮パネルを開発した。この伸縮パネルを被災現場で展開し、組み合わせていくことによって、仮設橋であるパネル型シザーズ橋を、少人数でも簡単に構築することが可能となる。
【従来技術・競合技術との比較】
直線配置されたシザーズ構造を補強する場合、補強材を後付けする従来の方法では現場作業が必要であった。本技術は、トラス構造物のように上弦材・下弦材・斜材を意識したシザーズ構造のパネルユニットを用いて伸縮パネルを構成することで、強度を高めて長スパン化を図ると共に、施工性の改善を図っている。
【新技術の特徴】
・パネルユニットの折り畳みが可能
・パネルユニットの組み合わせで長さの調整が可能
・仮設作業の簡便化(補強材による後作業が不要であり、輸送が簡易)
【想定される用途】
・災害で被災した道路や橋の代わりとなる緊急仮設橋
・伸縮できるパネル構造物
・知育教材・知育玩具