グローカル水課題を解決する「信大クリスタル(R)」
- カテゴリ
- カーボンニュートラル 環境保全・浄化
- 出展年度
- 2023
- イベント名
- 大学見本市2023~イノベーション・ジャパン
- 所属
- 信大クリスタルラボ
- 氏名
- 手嶋 勝弥 教授
- SDGs
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テーマ概要
【技術概要】
信大クリスタル(R)は、フラックス法で育成した高品質な無機結晶材料と関連材料の総称です。結晶成長条件を工夫し結晶形態を最適化、様々な用途材料の性能向上を達成しています。その中でも、水から重金属等のカチオンや、フッ化物イオン・硝酸イオン等のアニオンを除去する結晶材料の実証試験・社会実装が進展しています。原料用水から選択的に鉄・マンガンを除去し、醸造好適水を精製、日本酒・クラフトビール・味噌等の醸造に活用しています。アフリカでは、飲用水のフッ化物イオン除去を実証し、300名規模の水供給を開始しました。
【想定される活用事例】
重金属吸着材は水に含まれるミネラル(カルシウム・マグネシウム)は除去せず、醸造用途には不要な重金属(鉄・マンガン)を高効率に除去し、醸造好適水を作ります。日本酒・味噌・醤油・ビール・蒸留酒原酒などの醸造用途全般で、高品質な商品づくりに活用できます。
重金属吸着材・アニオン吸着材は、飲用水処理、工業プロセス用水処理、排水処理、有価物回収などに広く活用できます。
【キーワード】
無機材料、結晶、水処理、吸着材、食品製造用水、発展途上国、SDGs