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旧制高等学校記念館 ギャラリー展示「小谷隆一生誕百年回顧展-山を登り、山を読み、山を慈しむ-」のご案内

2025.01.16  [ お知らせ ]   [ イベント情報 ] 
 小谷隆一(こたに りゅういち、1924-2006)は、信州大学の前身校のひとつである松本高等学校(松高)の卒業生です。
 山に登るために松高に入学した小谷ですが、終戦前後の混乱期で思うように山に登ることもできない期間もありました。しかし、恩師や友からの惜別の言葉が書き綴られた大学ノート『山脈帖』やアルバムからは、楽しかった松高時代の様子がうかがい知れます。また、著書『山なみ帖』、『山なみ帖 その後』には、小谷が登った数々の山の思い出や、自身が収集した山岳図書「小谷コレクション」を信州大学附属図書館に寄贈するまでの葛藤などが綴られています。
 作家・北杜夫やフランス文学者・辻邦生は松高卒業生としても知られていますが、北は小谷の一期後輩、辻は同期生であり、互いに人生に影響を与え合った友人でもあります。特に、カラコルム・ディラン峰遠征に北をドクターとして誘い入れたのは隊長を務めた小谷でした。
 今回は、小谷が松高時代を過ごした「あがたの森」敷地内にある「旧制高等学校記念館」にて企画展を開催します。この機会に、小谷の文章に触れ、山と山書をこよなく愛した男の人生をご覧ください。


[企画概要]

 旧制高等学校記念館 ギャラリー展示
 「小谷隆一生誕百年回顧展 -山を登り、山を読み、山を慈しむ-」

 会期:2025年2月1日(土)~2025年3月23日(日)
 場所:旧制高等学校記念館 1階ギャラリー(入場無料)
    (長野県松本市県3-1-1 ✆0263-35-6226)
 主催:信州大学 大学史資料センター・附属図書館
    旧制高等学校記念館
 
   ※旧制高等学校記念館Webサイト 利用案内・アクセスはこちらから
[関連イベント]
 
 旧制高等学校記念館 ギャラリー展示
 「小谷隆一生誕百年回顧展 -山を登り、山を読み、山を慈しむ-」 ギャラリートーク

 日時:2025年3月16日(日) 11:00~11:30
 場所:旧制高等学校記念館 1階ギャラリー(入場無料)
 解説:福島正樹 特任教授(信州大学 大学史資料センター)


<関連リンク>
「小谷隆一 生誕百年回顧展」ギャラリートークを開催します(3月16日)(旧制高等学校記念館Webサイト)