11月20日(水)に、現在開催中の企画展「小谷隆一生誕百年回顧展 -山を登り、山を読み、山を慈しむ-」の第1回ギャラリートークを開催しました。
当日は、ご長男の小谷達雄さんご夫妻をお迎えし、一般の方にも多数ご来場いただきました。ご参加くださった皆様ありがとうございます。
途中、展示資料の「蔵書検索システム概算見積書」を見ながら、福島特任教授が「小谷隆一さんは、自身のコレクションをリスト化して足りない図書をチェックできるように、パソコンを利用してデータベースを作ろうと試みていた。」と解説し、達雄さんに「何かご存じですか?」とお聞きする場面がありました。
すると、達雄さんは「見たことないです。」と笑いを誘いながらも、「欠けているナンバーを執拗にロンドンやパリに買いに行ったことは、私も同行したので事実です。」「(隆一さんが)『〇〇の何号がないから。』と言って、執念深く探していました。」とエピソードを語ってくださいました。
ギャラリートーク終了後は、中央図書館2階の特別資料室1に収蔵されている「小谷コレクション」をご覧いただきました。シュラーギントワイト兄弟によるインド・ヒマラヤ地方の調査記録報告書4冊と60枚に及ぶ図版を納めた大型本の型をした箱(縦98.5cm x 横72.0cm x 高さ9.0cm)や貴重な山岳書を囲みながら和気あいあいと会話が進みました。
ギャラリートークと小谷コレクションの公開は、12月11日(水)にも開催しますので、ぜひ足をお運びください。→詳しくはこちらから
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