【第4回】大学史資料センター企画展「SUNS-人をつなぐ・キャンパスをつなぐ-」の関連資料をご紹介します。
1986(昭和61)年4月、将来計画委員会大学院専門部会の中に設置されたシステム専門部会より「信州大学情報ネットワークシステムについて(報告)」が報告され、SUNSの骨格が決まります。
1987(昭和62)年より第一期工事が始まり、1988(昭和63)年4月から、松本の旭キャンパスと工学部の若里キャンパスにおいて、SUNS(信州大学画像情報ネットワークシステム)が稼働するのです。
この「昭和63年度学生募集要項」は、まさにSUNSが実際に使われ始めた年のものです。
要項p.42-43に、「画像情報ネットワークシステム」について案内されています。大学が新たに導入する画期的なシステムを図入りで紹介し、学生に対して信大の新たな魅力を伝えるなど、力を入れていることが伺えます。当時はまだ「SUNS」ではなく、「画像情報ネットワークシステム」という名称でした。
ちなみに、「SUNS」という名称が使われるようになるのは、2年後の繊維学部常田キャンパスにネットワークが繋がったことをお知らせした学報第433号(平成2年4月1日)の「信州大学画像情報ネットワークシステム(SUNS)の利用について」において、
「また、教職員及び学生の皆様により親しんでいただくために信州大学画像情報ネットワークシステム(Shinshu University and Data Network System)の略称をSUNS(サンズ)としましたので活用願います。」
と表記されてからのことです。