国際交流・留学
第6回国際交流セミナー:台湾 高雄医学大学と第二回目のオンライン研究交流会を行いました
本学部では、新たな国際交流の取り組みとして、ICTを活用した国際交流セミナーを行っています。2021年7月1日、医学部とバイオメディカル研究所の共催により、海外協定校である台湾の高雄医学大学と第二回目のオンライン研究交流会(第6回国際交流セミナー)を行いました。
双方医学部の国際交流担当 田中直樹教授とHsiang-Chun Lee教授が司会を務め、両大学あわせて90名ほどの医学生・大学院生・教職員が参加した今回の研究交流会では、両校の大学院生が2名ずつ、現在進行中の研究を発表しました。コメンテーターとして本学部循環器内科学教室の桑原宏一郎教授、再生医科学教室の柴祐司教授、循環病態学教室の新藤隆行教授にも参加いただき、両校の教員・学生は活発に議論しました。
続くゲスト講義では、 "Pluripotent stem cells as a tool for heart regeneration"と題して、柴教授に最新の研究成果をお話しいただきました。
今回の交流会は、高雄医学大学附属病院 候明鋒 院長も参加くださり、日本から台湾へのコロナワクチン提供のお礼が述べられ、さらに参加者の間で、長引くコロナ禍でのお互いを気遣う言葉が多く聞かれました。
前回からさらに多くの方の参加を得て、大成功のうちに幕を閉じた2回目の交流会。今後も高雄医学大学と信州大学の研究交流・人的交流を深めていく予定です。
【研究発表】
◆ Yuki Tanaka(信州大学、Prof. Yuji Shiba)
Extended in vitro culture enhances maturation and engraftment of human iPSC-derived cardiomyocytes
◆ Chien-Yuan Chen(高雄医学大学、Prof. Suh-Hang Hank Juo)
Cerebral Sema3x regulated by miR-195 is a risk factor for age-associated neurodegeneration
◆ Hideaki Inazumi(信州大学、Prof. Koichiro Kuwahara)
NRSF-GNAO1-CaMK2 axis exacerbates cardiac remodeling and progresses heart failure by impairing Ca2+ homeostasis
◆ Yu-Ci Huang(高雄医学大学、Prof. Shih-Hsien Hsu)
Oncogenic ISX-TWIST1 complex-induces inflammasome activity mediating chronic liver disease
※柴教授による講演PPTは学内限定eALPS「国際交流・留学」コースに掲載されています。ぜひご覧ください。