学科長挨拶

保健学科で一緒に学びませんか

信州大学医学部保健学科の源流は昭和4年設立の松本市立病院附属看護講習所にあり、信州大学医学部設置に伴い医学部附属看護婦養成所等を経て、昭和49年に医療技術短期大学が発足、そして平成14年に改組され信州大学医学部保健学科として設置されました。1期生が卒業する平成19年には大学院医学系研究科保健学専攻博士前期過程、さらに平成21年には博士後期課程が設置されました。前身を含めた本学科の多くの卒業生が現在県内のみならず全国の医療、研究、教育の現場で活躍しています。

本学保健学科には看護学専攻(看護師、保健師、助産師)、検査技術科学専攻(臨床検査技師)、理学療法学専攻(理学療法士)、作業療法学専攻(作業療法士)の4つの専攻があり、それぞれに対応した職種の国家試験受験資格を得ることのできるよう教育課程を設けています。常に進歩・発展し続ける医療科学技術を理解し,それを実践する能力を身につけることを目標に、講義、演習、実習等が数多く展開されています。また専門的な知識や技術の修得だけでなく、入学後医学科と合同で行われる新入生ゼミナールや希望者を対象に行われるシンガポール共和国、およびネパール連邦民主共和国での夏期海外研修保健医療スタディツアープログラムによる海外研修などを通じて、コミュニケーション能力や国際的視野を身につけることも目標としています。

医療の世界では,人に興味を持ち人への優しさを体現できる高い人間性と、高度な専門的知識とをバランス良く身につけることが重要となります。豊かな人間性を育み学問をする上で、自然豊かな信州松本の地は,とても恵まれた環境にあります。本学科のある松本キャンパスからは、西に常念岳をはじめとする北アルプス、東に美ヶ原から霧ヶ峰にいたる山々が展望できます。安曇野平には、北アルプスの雪解け水が伏流水となって田園や山葵田を潤し、山からの清風は心を潤してくれます。

信州大学は学問的に多様な8学部(医学部、人文学部、経法学部、理学部、教育学部、工学部、農学部、繊維学部)を有する総合大学です。様々な分野を目指す多様な若者同士で交流することができる本学の特徴を生かして、大いに語りあり、大いに学び、大いに楽しんでいただきたいと思います。

令和2年度はCOVID-19の世界的な広がりのために、本学でも様々な行事が縮小あるいは中止され、通常の授業も前期は講義形式のものは全てが遠隔授業として行われるなど教育体制そのものが大きな影響を受けています。進学を目指す皆さんも様々な面で大きな影響を受けていることと思います。

一方で本学を卒業した多くの方達が、COVID-19が拡大している中で歯を食いしばって、全国の様々な病院、施設、地域で、健康問題を抱えた傷病者や弱者の方達を陰になり日向になって守り支え、最前線でCOVID-19と戦いに従事しています。皆さんの周りにもきっと先輩がいらっしゃるのではないかと思います。

わが国が少子高齢社会を迎え、さらに質の高い医療、保健、福祉が求められ、健康の維持・推進はますます重要性を増しております。さらにグローバリゼーションや大規模な自然開発の結果起きてくるパンデミックや予期せぬ疾病への対応。これらの分野に人材を輩出する保健学科の役割もさらに増しております。

このページをご覧になっているあなたも、信州大学医学部保健学科でともに研鑽を積んで、社会からの大きな期待を受けやりがいのある医療専門職者になってみませんか。私たち保健学科の教職員一同は、意欲あふれる皆さんを心から歓迎し支援いたします。

保健学科長 池上 俊彦

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