【信州地方会】 第194回信州地方会のプログラムができました 

2017年06月30日

 第194回 日本皮膚科学会信州地方会  

 日時:2017年7月30日(日)

 会場:信州大学医学部 旭総合研究棟9階 講義室AB

 ** 午後3時より埼玉医科大学皮膚科学教室・教授・土田哲也先生をお招きして特別講演があります **

 ** 皮膚科専門医後実績の受付は電子化されており「会員証」が必要です **

開会 (13:00)

I. 一般演題(13:00~14:50)

座長 河内繁雄(北アルプス医療センターあづみ)

1(ス)豆乳摂取後にアナフィラキシーを生じた1例

 ○白井拓史、二瓶達也、佐野 佑、浅井祐子、御子柴育朋、林 宏一、奥山隆平(信州大)

 豆乳摂取後にアナフィラキシーを生じた。プリックテストでは大豆と豆乳、バナナが陽性であり、アレルゲンコンポーネントとしてLTPやプロフィリンを疑った。

2(ス)ドライクリーニングによる接触皮膚炎の1例

 ○高沢裕子、河内繁雄(北アルプス医療センターあづみ)

 68歳、男。起床時に両腕の発赤と痛みに気付き当科受診。両手首から上腕にかけて境界明瞭な鮮紅色紅斑と熱感、大小の膿疱を認める。37.6度。全身状態は良好。WBC7250、CRP 1.04。

3(一般)岡谷市民病院での乾癬治療の変化:スキンケアと配合外用剤中心へ

 ○塩原順子、松岡文代(岡谷市民)、松田 勉(同診療サポート室)

 当院の乾癬患者の治療を2013年、2016年で比較した。2013年は64人で外用療法、広範例での紫外線療法・内服併用、2016年は79人でスキンケア指導・配合外用剤中心へと変化していた。

4(ス)抗ARS抗体陽性の皮膚筋炎8例の皮膚症状のまとめ

 ○諏訪 学、木庭幸子、芦田敦子、林 宏一、松本和彦、奥山隆平(信州大)、下島恭弘(同内科学第3)

 過去3年間に8例の抗ARS抗体陽性の皮膚筋炎を当科で経験した。ヘリオトロープ疹が1例のみであった一方、Gottron徴候は6例にみられ、機械工の手は7例においてみられた。

5(ス)Perifollicular fibromaの1例

 ○小口真司(佐久総合)

 症例:65歳、女性。10数年前より眉間部に赤色小結節が生じた。その後徐々に増大してきたため当科受診。全摘を行い上記疾患と診断した。

休憩20分

座長 木庭 幸子(信州大)

6(ス)転移性悪性黒色腫のNivolumab治療における血清5-S-CDの有用性

 ○面高俊和、皆川 茜、古賀弘志、奥山隆平(信州大)、若松一雅(藤田保健衛生大医療科学部化学教室)、宇原 久(札幌医科大)

 Nivolumabで治療した悪性黒色腫21例の血清5-S-CD値を治療前後で比較した。治療無効群で値が上昇する例が多く、治療マーカーとしての有用性が考えられた。

7(ス)ベキサロテン(タルグレチン®)を投与した菌状息肉症の1例

 ○御子柴育朋、二瓶達也、白井拓史、佐野 佑、浅井裕子、奥山隆平(信州大)

 88歳、男性。菌状息肉症に対してベキサロテンを投与した。紅斑、瘙痒感の改善ならびに異型リンパ球の消失を認めた。副作用は甲状腺機能低下症が出現した。

8(ス)ボリコナゾール内服中に多発性の日光角化症を生じた1例

 ◯海野俊徳、久保仁美(長野赤十字)、住 昌彦(同血液内科)

68歳、男性。AMLに対して臍帯血移植を行いボリコナゾールを内服していた。内服開始から約3年半後に、顔面に日光角化症が多発した。

9(ス)アポクリン腺癌の1例

 ○二瓶達也、 御子柴育朋、御子柴飛鳥、木庭幸子、奥山隆平(信州大)、関 博(せき整形外科)

 84歳、男性。左腋窩に25mm大の腫瘤が出現し、切除した。病理組織学的にアポクリン腺癌と診断した。副乳癌との鑑別を要した。

10(一般)角化型疥癬の1例

 ◯佐野 佑、御子柴育朋、佐藤勇樹、関 智子、皆川 茜、奥山隆平(信州大)

 87歳、男性。水疱性類天疱瘡でステロイド外用とアクロマイシン、ニコチン酸アミド内服で治療中。全身の皮疹、瘙痒感増強があり鏡検にて、角化型疥癬の診断となった。

休憩10分

Ⅱ. 特別講演(15:00~16:00)

座長 奥山隆平(信州大)

  「膠原病のみかた−エリテマトーデスと皮膚筋炎を中心に−」

    埼玉医科大学皮膚科学教室・教授

    土田哲也 先生

閉会16:00

注) 口演時間は一般演題7分、スライド供覧5分です。

アクセス: 旭総合研究棟へは、信州大学正門から入り、直進してください。

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