キャンパス内のアクセシビリティ環境や障害支援への理解を深めるため、学生向け車いす移動介助講習会を開催しました。

　この講習会では車いすの構造や操作方法などについて学び、車いす移動介助の知識とスキルを身につけることを目的としています。【基礎編】はお昼休みの時間を利用して2日間の日程で開催し、【応用編】は１コマ分の時間を使って開催しました。
【基礎編】：第１回11/13(木), 第２回11/20(木)　12:15～13:00
【応用編】：12/4(木)　18:00～19:30

　全学教育センターの加藤彩乃先生が講師を担当し、合計8名の学生が参加しました。【基礎編】では車いすの構造や介助する際の心構えについて学び、実際に車いすで構内を回りながら操作について学びました。また、段差の越え方や椅子から車いすへの移乗の仕方なども練習しました。

　【応用編】では車いすユーザーの学生も参加し、普段困っていることやどのようなサポートが必要かなどを共有しました。また、車いすユーザーが大学生活を送ることを想定し、教室のどの位置にどのように着席するかなどを考えながら教室までの移動を練習しました。今回は食堂の利用にもチャレンジし、車いすユーザーがどういうことで困りそうか、それを改善するためにはどうすればいいかをみんなで話し合いながら考えることができました。

　参加した学生からは「実際に車椅子の人を見かけた時に、サポートする場面や、そうでなくても段差など見逃しがちなバリアに気づくことを心がけていきたいです」、「車椅子に乗っている人を見かけた時に、今回学んだことを活かして、介助することが出来そうです」などの感想がありました。講習会で学んだ視点を普段の生活でももち、ぜひ大学以外の場でも学んだことを活かしていただければと思います。

　【応用編】まで参加された学生はピアサポーターとして登録され、学内のピアサポート活動に参加することができます。ピアサポーターに関する詳しい内容はこちらをご覧ください。

　今後、本講習会を実施する場合には、本学の学生に向けてメールで案内しますので、興味のある学生はぜひお申し込みください。