学生さんへ
1年生は履修登録期間が終わりました。今までの中学校や高校にはなかった履修登録という初めての経験だったと思います。
このように大学には今までの学校生活ではみられなかったことを求められることがあります。そのため,戸惑ってしまうことや分からなくなってしまうことがあるかもしれません。
また,一人暮らしや寮生活,進学といった新しい環境での生活は新鮮ですし,楽しい体験にもたくさん出会っていることと思います。その一方で,新しい環境での生活は,知らず知らずのうちにストレスになってしまっている場合もあります。
学生相談センターでは,どのようなことであったとしても,なんでも相談をお受けしています。もしかすると相談しようと思ったとしても,こんなことを相談しても良いのかな,とか,ちょっとしたことだから相談しても良いのかな,と迷ってしまう場合があるかもしれません。
学生相談センターでは,ちょっとしたことであったとしても,なんでも相談をお受けしていますので,相談しようかな?と頭の中に浮かんだ時に,お越し頂いても,お電話を頂いても,相談フォームからお問い合わせ頂いても大丈夫ですので,お気軽になんでもご相談ください。
生活リズムを大事にしよう
だんだん寒くなってきました。後期に入り、登校による修学をしている学生さんも、オンライン授業が主体の学生さんもそれぞれの学生生活を送っていることでしょう。特に、今年は登校して授業を受ける機会が少なくなっていることで、生活リズムをつくるのが、いつもより難しいかもしれません。こういうときこそ、規則正しい生活を送れるように、日頃から心がけましょう。
「運動、食事、睡眠」は、生活にとって大事な要素です。この3要素に気を配りながら生活をしましょう。
例えば、運動が思うようにできなくても近所を散歩するだけでも気分転換になります。また、食事は、バランスよく摂ることが望ましいです。生活リズムが乱れてくると、食事の回数や食事時間、食べる内容等にも影響がでてきてよい循環をうみません。睡眠の状況も生活リズムに大きく影響を与えます。これら3要素は生活を送るうえで関係しあっていますので、規則正しい生活を送るために、この3要素を意識しましょう。
以下に、生活習慣づくりのポイントを挙げておきます。参考にしながら、学生生活を送れるよう心がけましょう。
・起床後は日光を浴びよう
・同じ時刻に起床しよう
・規則正しい食事と運動をしよう
・寝る前にはリラックスしよう
〈引用・参考文献〉田口多恵(2020)「心身ともに健康に生活する」新入生ハンドブック、44-49.
新しい生活 ~自分のペースで大学生活に慣れていこう~
4月は、生活が大きく変わる人も多いでしょう。新入生も高年次生も、それぞれの状況によって生活に変化があるでしょう。
新入生は、ことさら不安と期待が入り混じった心持ちで4月を迎えられていると思います。大学は、これまでの小・中・高等学校とはまた違った世界です。授業では、進級や卒業に必要な要件を自分で理解して履修計画を立てることになります。履修計画を立てたら、履修手続きをします。友人関係では、はじめは知らない人ばかりの中で、孤独を感じることも多いかもしれません。自分をどう表現するか、友だちをどうつくっていくか、などでエネルギーをつかう人も多いでしょう。生活では、一人暮らしをはじめるようになり、家事の時間をどのように配分して生活を組み立てていこうか、ということからはじまるかもしれません。朝起きるのも、自分の力で起床する力を身につける必要があります。
これらのことが、4月に一気に重なるのが新入生です。分からないこと、できないことがあるのは、当たり前のことです。分からないことは周囲に聞いたりしながら、まずは大学生活に慣れていきましょう。履修計画で迷ったら、それをきっかけに同じクラスの人に声をかけてみれば、友だちになれるかもしれません。または、教職員に相談してみる、ということもあります。"誰かに相談する"ことができるのは、これからの学生生活においても、また今後の歩みにとっても、自分を助けてくれる技術です。
学生相談センターは、悩みや困ったこと、迷っていること等のあらゆる相談に応じています。これからの学生生活で悩みや困りごとがでてきたら利用してください。
まずは、一歩一歩、焦らず、自分のペースで大学生活に慣れていきましょう。
"友達関係を通して"
新入生にとっては、1カ月過ごしてきて、様々なことを感じている方も多いでしょう。
例えば、この時期に多い相談事の一つとして、友人関係のことがあります。"友だちができない"、"周りの子達は友人と楽しくやっているように見えるが自分は一人ぼっちだ"、、、等。新入生の皆さんは、4月から新しい友人関係に身を置き、自分を周囲と見比べて、不安になったり、安心したり、自分自身について考えてみたり、と様々なのではないでしょうか。友達が多い・少ない、一人がいいetc――人それぞれのあり方があっていいのでは?!と思う一方で、コミュニケーション力を重要視されたり、対人スキルの高さが評価されたりと、なんだか息苦しい世の中になっているようにも感じます。
そのような人とのあり方を通じて、自分自身を知ったり、自分自身について理解を深めたりするのも、学生時代の貴重な体験です。そのような問いに、誰かと一緒に考えてみるのも時には選択肢に入れてもよいのではないでしょうか。友達とは違う相手と考えてみたい、と思った方は、近くの学内相談機関へ足を運んでみましょう。