お知らせ

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【報告】信州大学にて「 繊維系資格概論」を開講しました。

2018年09月04日


7月31日(火)~8月3日(金)の4日間、信州大学にて「繊維系資格概論」を開催しました。各大学での個別開催となり、信州大学では昨年度と同様、カケンテストセンターより講師の先生を迎え集中講義を行いました。

授業では繊維に関する一般知識や種類と性質、衣料品等の品質管理などの講義の他に、講師の方が用意してくださった衣料品のサンプルなどを使って、状況の観察や原因の考察を行い、実践的な苦情処理の演習をおこないました。

また、昨年度受講したコース生の中から、「TES(繊維製品品質管理士)資格」を受験して合格した学生もおり、繊維業界への就職を目指すコース生にとって欠かせない科目となっています。

コース生からは、
「TESの試験対策としてだけではなく、日常生活の中でも生かせる知識が身についた」
「繊維の基礎について分かりやすく教えていただいたので、とても面白かった」
「この講義を通して、衣服全般においてとても興味が持てた」などの感想が聞かれました。

<講義の様子>
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集合写真>
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【報告】3大学合同コース生座談会

2018年05月23日


5月22日(火)、テレビ会議システムを使って3大学合同の顔合わせを行い、各大学のM2、M1のコース生に自己紹介をしてもらいました。

今年度は信州大学4名、福井大学5名、京都工芸繊維大学3名、計12名のM1コース生が「繊維・ファイバー工学コース」のカリキュラムを履修します。

就職活動などで参加出来なかったM2コース生もいましたが、参加したM2コース生達からはそれぞれ自己紹介、研究内容、研究室の雰囲気、好きなこと、M1コース生へのメッセージを話してもらいました。後輩達へのアドバイスがたくさん聞かれ、M1コース生達は真剣に耳を傾けていました。

次はM1コース生から自己紹介をしてもらいました。先輩から後輩への質問などもあり、座談会は終始和やかな雰囲気で行われました。

座談会の最後にはご出席いただいた福井大学 坂元先生、
京都工芸繊維大学 奥林先生、そして信州大学 塚田先生より、コース生にあたたかいメッセージをいただきました。

皆さん、元気に楽しく充実した一年にしましょう!

信大 テレビ
座談会の様子 (左から、京都工芸繊維大学、福井大学)

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座談会の様子 (信州大学)

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座談会の様子(福井大学)

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座談会の様子(京都工芸繊維大学)

 

 

【報告】第4期生がコースを修了しました。

2018年03月28日


平成30年3月、繊維・ファイバー工学コースの第4期生であるH28年度コース生(15名)がコースを修了し、それぞれの大学において修了証を受け取りました。

コースで修得した知識や様々な経験を活かして、焦らず慌てず、自分を信じて頑張ってください!

信州大学修了生
信州大学のコース修了生
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福井大学のコース修了生 
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京都工芸繊維大学のコース修了生


 

【報告】海外アカデミックインターンシップ報告会

2018年03月13日


3月8日(木)、3大学(信州大学、福井大学、京都工芸繊維大学)をTV会議システムで繋ぎ、「海外アカデミックインターンシップ報告会」を行いました。
8名のM2コース生が、留学先(大学)の選定理由・渡航準備・現地での研究内容や大学環境、また、修士課程での研究活動を進める上でどんな役にたったか、
英語でのコミュニケーションの奮闘談など、3週間~1か月間の海外留学での様子を発表しました。

海外AI①
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【報告】繊維基礎科学(e-learning)期末テストを実施しました。

2018年02月23日


2月2日(金)3大学をテレビ会議システムで接続し、3大学同時に繊維基礎科学(e-learning)の期末テストを実施しました。


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繊維基礎科学(e-learning)は、ノースカロライナ州立大学(アメリカ)が開発した教材を使用し、繊維科学の基礎 と専門知識を英語で学ぶ教科です。コース生には専用のIDとパスワードが設定されており、好きな時間にログインして自分のペースで学習を進めることが可能です。

 

 

 

【報告】Vincent Nierstrasz先生の授業を開講しました。

2018年02月20日


1月25日(木)~30日(火)の間、スウェーデンのボラス大学よりVincent Nierstrasz教授が京都工芸繊維大学と信州大学に滞在し講義を行っていただきました。最初の4講義は京都工芸繊維大学から、その後1講義を信州大学からのテレビ配信で三大学同時に受講しました。

Nierstrasz先生は、繊維材料工学の第一人者で、繊維高分子に新規な諸機能を付与するため、表面改質加工による機能性繊維高分子の製造と、バイオテクノロジー分野で応用可能な素材改質の研究を進めています。

先生の方からコース生一人一人に積極的に話しかけてくださり、講義だけでなく、研究紹介でも質問や細かいアドバイスをしてくださいました。コース生は英語でコミュニケーションを取りながら、交流を深めることができたようです。


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<信州大学の講義>





【報告】Ki Hoon Lee先生の授業を開講しました。

2018年02月15日


1月15日(月)~19日(金)の間、ソウル大学校農業生命科学大学のKi Hoon Lee教授が信州大学に滞在し講義を行いました。最初の2講義は信州大学からテレビ配信を行い、1月22日(月)、23日(火)には福井大学に滞在して講義を行っていただきました。

Lee先生はバイオ材料としてのシルクの利用に関する研究開発、バイオポリマーの新規利用、バイオポリマーのナノファイバー製造と応用など、昆虫生体高分子のシルクをベースに研究を積極的に進めておられます。講演会では、シルク紡糸に関する最近の研究成果についてお話しいただきました。

Lee先生は明るく表情豊かにコース生一人一人に積極的に話しかけてくださいました。学生は講義だけでなく、研究紹介や昼食会などの時間にも英語でコミュニケーションを取りながら、交流を深めることができたようです。


<信州大学の講義>

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<信州大学の講演会>
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<先生とコース生>
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【報告】H29年度 アカデミックインターンシップ(海外) Vol. 3

2018年01月29日


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Tくん(京都工芸繊維大学 修士1年)

→滞在先 アメリカ ノースカロライナ州立大学 (2017年11月19日 ~ 12月20日)


 Q1.  今回、参加しようと思ったきっかけは何ですか?

海外に行きたいとは思っていたものの、金銭的に余裕がないため自分で留学に行けないと思っていたところに援助があったこと。


Q2.留学先の大学を選んだ理由は?

アメリカに行きたかったことと、T-PACC(Textile Protection And Comfort Center)に興味があったため。先輩にもおすすめされたため。


 Q3.実際に海外の大学で研究をしてみて感じたことはありますか?

周りのひとたちはゆったりとした雰囲気で研究をしていた。お国柄もあるかと思いましたが、教授との距離感が近いと感じた。自然に会話が発生するような場所が多い。そしてそのまま研究の話をしたりしていて日本とは違うと思った。


Q4.留学中はどんな活動をしましたか?

T-PACCでどのような研究をしているかを施設の見学をしながら説明していただいた。また、自分の研究テーマであるニットの編み構造の違いによる機械的物性の違いについて研究しました。自分の研究室にはないタッチテスターを使わせていただきました。 研究以外には、大学の日本文化部やクリスマスパーティーに参加したりして友達を作った。後日一緒に大学のアメフトの試合を見に行ったり、博物館やダウンタウンの観光や一緒に料理を作ったりした。


Q5. 今回の経験から今後につなげたいことは?

とにかく自主性が大事。自分から動かないと得られるものはない。とりあえず何にでも飛び込んでみるという姿勢を持つということ。


Q6.全体を通しての感想は?

はじめての海外ということで言語の問題から飛行機までたくさん不安もあったが、行ってみたら何とかなった。またアメリカにはいろんな国、宗教、人種の人がいたということもあって、研究もしながらの日本とは全く違う環境で過ごした1か月間は自分の人生の中でも大きな経験となったし自分の価値観もかわった。


鶴田くん海外AIのサムネール画像



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Tさん(京都工芸繊維大学 修士1年)

→滞在先 オーストラリア ディーキン大学(2017年10月20日 ~ 11月17日)


Q1. 具体的な目的は何ですか?

・天然繊維について知識を深めること ・高島ちぢみの官能評価


Q2. 留学先の大学を選んだ理由は?

博士の先輩がオーストラリアから帰国したばかりで天然繊維について学べると聞いたから。


Q3.実際に海外の大学で研究をしてみて感じたことはありますか?

どうしてこの研究をしているのか、どうして興味があるのかなど、自身の研究目的をはっきり言える学生が多い。積極的に手伝ってくれる人が多い。


Q4.言葉やコミュニケーションについてはどうでしたか?

最初の1週間は慣れるまでとても大変だった。自分がやりたいことをはっきりと言葉にして伝える必要があった。伝わらないときは紙に書いて伝えたりした。また、メールのやりとりが基本で日本の研究室よりもスピーディーで戸惑った。


Q5. 今回の経験から今後につなげたいことは?

わからないことをそのままにせず、その場で質問すること、積極的に聞いたり助けを求めたりすることが大事だとわかった。自分だけで考えることも大事だが、様々な人と関わり合いながら知識を増やし、研究を進めていきたい。


Q6. 全体を通しての感想は?

研究面でも生活面でも多くの人に助けていただき、とてもいい経験になった。言葉も思うように通じない中、自分の意見をはっきりということがより求められコミュニケーションをとることが難しかったが、多くの人が自分の話を親身に聞いてくれた。たくさんの人に感謝するとともにこれからもこの経験を活かして研究を行っていきたい。

田村さん海外AI

 

【報告】H29年度 アカデミックインターンシップ(海外) Vol. 2

2018年01月26日


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Hさん(信州大学 修士2年)

→滞在先 フランス国立繊維工芸工業高等学院(ENSAIT) (2017年9月25日 ~ 10月23日)


Q1.  今回、参加しようと思ったきっかけは何ですか?

・コースに所属して海外大学の先生方と交流する機会が多くなった。交流を通じて海外での研究や繊維業界、日本とは違う文化、海外の人の感性に触れてみたいと思うようになった。

・先輩方から海外AIにおける充実感・達成感を伺い、留学に対する興味が大きくなった。

・ファイバーコースのプログラムに留学できるチャンスがあった。


Q2.留学先の大学を選んだ理由は?

フランスはファッション文化が盛んであり繊維学を専門とする大学が存在する。ENSAITの環境は、自分の研究の目的に合致していると考えた。


Q3.実際に海外の大学で研究をしてみて感じたことはありますか?

海外大学では研究の目的や目標を設定し、実験プロトコルを論理的に組み立てることが求められる。「なぜやるのか?何を知るためにやるのか?」等の研究目的を常に問われていた。


Q4.どんな成果がありましたか?

(1)フランス人10名に対して生地の風合い評価実験を行った。フランス人と日本人の感覚は非常に似ていた。しかし、フランス人は試料間の小さな違い(毛羽立ちや表面の荒さ等)をあまり認識できず、日本人よりも感覚が鈍感であることが明らかになった。

(2)フランス人25名(日本人11名)に対してオンラインテストを行った。意識調査ではフランス女子学生の76%が自分のファッションに自信があると答えているのに対して、日本人女子学生はわずか36%であった。ファッションの印象評価実験では、日本人とフランス人の嗜好性が異なることが明らかになった。


Q5.全体を通しての感想は?

今回の留学は私の人生の中でも大変貴重な経験をさせていただけたと思っています。大学での研究活動や指導教員との話し合いでは、簡単に物事が進まず苦労したことがありましたが、その苦労も今となってはいい経験でした。指導教員には先を見据え、理由をもって行動することの大切さを教えて頂きました。また、1か月の留学生活はとても短く感じましたが、何ものにも代えがたいほど濃い1か月になりました。フランス文化や現地での生活を肌で感じられただけでなく、日本という国を外から見ることもできました。この経験は、今後の多文化との交流に必ず役立つと確信しています。

留学に支援していただいたすべての皆様に感謝いたします。ありがとうございました。


平田さん海外AIのサムネール画像のサムネール画像


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Mさん(信州大学 修士2年)

→滞在先 オーストリア ウィ-ン天然資源大学(2017年10月30日 ~ 11月29日)


Q1.  留学先の大学を選んだ理由は?

興味関心のあった天然繊維に関する研究を行う研究室があったから。さらにウィーンという都市にも興味があった。


Q2.具体的な目的は何ですか?

コース生唯一の生物学専攻として天然繊維に関する研究に触れること。また、自分の専門外の分野に触れることで多角的に物事を捉えるための広い視野を獲得する。


Q3.実際に海外の大学で研究をしてみて感じたことはありますか?

日本と比べて留学生や博士課程の方がとても多いことに加え、女性の研究者が多いと感じた。博士の方はほとんど結婚されていて、男女問わずお子さんがいながら研究を続けていることに驚いた。


Q4.留学中はどんな活動をしましたか?

・セルロースのゲル浸透クロマトグラフィーを用いた分子量分析のためのサンプル調製

・博士論文の審査会とその後のパーティへの参加

・放課後はウィーン市街地の美術館やカフェを巡ったり、スーパーで買い出しをして自炊

・週末はチェコやハンガリーなど近隣の国へ旅行


Q5.どんな成果がありましたか?

自分の専門とは全く違う分野の研究室で一ヶ月実験を行ったことで、日本と海外の違いはもちろん、他分野の研究室の様子を知ることができたこと。今まで自分がどれだけまわりの人に甘えて生きてきたかを痛感したこと。意外と自分もやればできる!という自信を持てたこと。そしてたくさんの素敵な出会い!


Q6.全体を通しての感想は?

ウィーンに着いて数日は本当に不安で早く日本に帰りたいと思っていたが、最後は日本に帰るのが嫌になるほど、ウィーンとそこで出会った人々のことが大好きになっていた。間違いなく今までの人生で最も充実した一ヶ月間だった。この一ヶ月をただの良い思い出にするのではなく、自分のこれからの未来に必ず繋げていきたい。

 

宮田さん海外AIのサムネール画像


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Oくん(福井大学 修士2年)

 →滞在先 タイ ラジャマンガラ工科大学(2017年11月20日 ~ 12月8日)


 Q1.  今回、参加しようと思ったきっかけは何ですか?

過去において,文化体験留学や語学留学を通して,自分の狭かった視野などを広げることができ,大きく成長することができました.社会人になると海外に行くことは困難になること,「繊維・ファイバー工学コース」の履修の内容度を高めたいと考えたことなど総合的に踏まえて参加を決心しました.新しい環境に身を投じることで,改めて,海外での適応力などを再確認することができました.


Q2.留学先の大学を選んだ理由は?

私は大学で複合材料のCFRPに関した研究をしています.アカデミックインターンを履修しようと決めた際に留学先については幾多の候補地がありましたが,講義をしていただいた先生からお話をいただいたこと,先輩のコース生の体験談,自分が行っている研究分野に近いという様々な要因から決定しました.


Q3.実際に海外の大学で研究をしてみて感じたことはありますか?

海外においての研究レベルの高さや学生の研究に対しての熱意などを感じることができました.留学中,学生の方と研究に関して議論など行いましたが,その議論に向けて根拠となるデータが出るまでとことん行っていました.また,講義の際も先生が言ったことに対して,ふと思ったことに手を挙げて質問をされていたので,私が日本で受けていた講義とは格段に違っていました.


Q4.今回の経験から今後につなげたいことは?

自分の意志はしっかり使えなければならないものだと改めて思いました.日本だと顔色や口調などで相手の気持ちを感じることができますが,海外では困難な場面が多く見られます.社会に出てからも海外に行く機会はあると思われますが,この時の経験をから得られた気持ちを持って頑張りたいと思います.


Q5.全体を通しての感想は?

3週間という短い期間ではあったが,日本にいては得ることができないこと,今後の人生で活かせるであろうことなど多くのものを得ることができました.また,失敗を恐れず,積極的に会話したこともあり,英語でのコミュニケーションをとることができました.帰国後は,英語学習の気持ちを高めることができました.留学前はあらゆる面で不安を抱いていましたが,今では行ってよかったと思っています.今回の留学は多くの方々の支援があって可能となりました.関係の皆様,本当にありがとうございました.


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【報告】H29年度 アカデミックインターンシップ(海外) Vol. 1

2018年01月26日


繊維・ファイバー工学コースの基幹科目「アカデミックインターンシップ(海外)」で、今年度も3大学から8名のコース生が、海外の大学でインターンシップを行いました。帰国したコース生から寄せられた感想の中から、幾つか抜粋して紹介します。

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Aくん(信州大学 修士2年)

→滞在先 スロベニア リュブリャナ大学 自然科学部 (期間:2017年10月4日~11月3日)


Q1.今回、参加しようと思ったきっかけは何ですか?

私が繊維・ファイバー工学コースに参加した理由の1つに「海外AI」への魅力があった。「海外AI」への参加は当初から志望していた。


Q2.留学先の大学を選んだ理由は何ですか?

私が留学先をリュブリャナ大学の自然科学部に決めた理由は大きく3点あります。

1点目は、学科を跨いだ貴重な経験ができる環境が整っていた点(リュブリャナ大学が約56,000人もの学生を抱える総合大学で、textileの他に、fashion design,materials,geologyなどたくさんの学科があり、横のつながりが強いという話を事前に聞いていた)。

2点目は,感性工学の認知度が低かったという点。日本発祥の学術分野である感性工学が普及していないということは、新しいコラボレーションがあったり、これまで意識もしなかった意見がもらえる可能性があるということで、そこに魅力を感じたため。

3点目は,アジア圏外であったという点。昨年度の国内アカデミックインターンシップでは、福井大学で、マレーシアや台湾の留学生とともに実習を行った。同じアジア圏内だったこともあり、比較的コミュニケーションは上手くいったが、いままで触れたことのない文化では、どうなるのか分からず、そのような環境での学生生活に興味があった。


Q3.実際に海外の大学で研究をしてみて感じたことはありますか?

言葉の壁を1番に感じた。現地で出来た友人とコミュニケーションをとる程度であれば、気持ちとジェスチャーで伝えることができたが、実験の計画や説明など、専門性や正確性が求められるspeakingでは、思う通りにいかないことも多かった。研究をするには1ヶ月は短かったが、貴重な経験ができた。


Q4.言葉やコミュニケーションについてはどうでしたか?

専門性や正確性が求められる会話や授業では苦労することもあったが、学生との普段のコミュニケーションは(ゆっくり話してもらう,もう一度話してもらう等で)うまくこなすことができた。

 

Q5.全体を通しての感想は?

日本ではあまり知られていない中欧のスロベニアで1カ月間学生生活を送れたことは、私の学生生活において、代えがたい貴重な体験になった。スロベニアは治安が良く、人が優しく、水道水も美味しい。物価も高くないので、アジア人が少ない国への留学を考えている学生がいたら、ぜひおススメしたい。

 

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Tさん(信州大学 修士2年)

→滞在先 スウェーデン ボロース大学 繊維学部 (期間:2017年10月10日~11月9日)


Q1. 今回、参加しようと思ったきっかけは何ですか?

繊維ファイバー工学コースに入る動機の一つでもあったのでM1の時から行きたいと考えていた.繊維ファイバー工学コースでの海外事情の授業で海外の先生方と関わることが多くなり,海外での繊維の研究や英語での会話に自信を持ち海外AIに興味を持ちました.


Q2. 具体的な目的は何ですか?

・研究で用いている官能評価を使った実験を行うこと

・海外での繊維の研究がどのように行われているか実際に見ること

・英語での会話を通して滞在先の文化に触れること


Q3. 留学先の大学を選んだ理由は何ですか?

研究室の先輩が留学経験者であり,この大学を進められ興味を持ちました.自ら調べてく中でも,テキスタイルの分野で幅広く展開していることを知りました.担当の先生は私の専攻である感性工学にも興味を持っていたことからこの大学を選びました.


Q4. 留学中はどんな活動をしましたか?

・官能評価を用いたスウェーデン人と日本人のファッション調査     

・セミナー,授業の参加


Q5. どんな成果がありましたか?

実験の結果は,スウェーデン人は着たいと感じているものと着ているものが異なるということと,日本人はスタイルが分からないようなファッションを好み,外国人のスタイルが強調されるスタイルに憧れがあることが分かりました.その他に,官能評価に興味をもった生徒が何人かいました.なぜ,海外ではあまり感性工学の文化がないのかさらに調査したいです.


Q6. 全体を通しての感想は?

繊維ファイバー工学コースに入って,この海外AIは目標でもありました.留学前に自分で目標を立て,しっかりとそれをこなすことができました.M1の時に海外事情の先生に自分の研究を紹介するときに全くしゃべれなかった自分から,今の楽しく英語でコミュニケーションとれるようになったのはこの海外AIの一番の成果だと感じます.英語で話すことに自信を持ち,楽しいと感じることができて良かったと思います.


谷川さん海外AIのサムネール画像
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Kくん(信州大学 修士2年)

→滞在先 連合王国(UK)・リーズ大学 デザイン学部  (2017年10月31日 ~ 11月28日)


Q1.  今回、参加しようと思ったきっかけは何ですか?

会社に入社してから海外出張などで英会話が必要になるため、英会話の上達を期待したため。


Q2.具体的な目的は何ですか?

英会話の上達、インクジェット捺染についての学習


Q3.実際に海外の大学で研究をしてみて感じたことはありますか?

色々な装置を使える環境ができていた。大学院修士課程が1年間しかなく、研究室というものがなかったため、雰囲気は異なるものだった。


Q4.留学中はどんな活動をしましたか?

・綿へのインクジェット捺染に関する研究

・プリントのワークショップに参加

・テキスタイルクラスの授業に参加


Q5.全体を通しての感想は?

英語ができなくても何とかなるという言葉を鵜呑みにしすぎていた。しっかりと英会話の勉強をしていくべきだった。毎日速い英語を聞いていたら、徐々に単語が聞き取れるようになってきたので、リスニングに関しては上達している気がする。しかし、単語が聞き取れても、理解はできなかったのが残念なところだ。基本的にネイティブの英語は難しかった。最後にまともな感謝の言葉も言えなかったのが悔しかった。英語の勉強をしっかりとやらないといけないなと強く思った。

正直なところ、リーズ大学の一つの研究室に配属され、そこで研究室メンバーと一緒に研究を行なうことを予想していたため、大学院修士課程が一年しかなく研究室もない学科に来てしまい、一人でいる時間が長く、会話ができない時間が多く、精神的につらいものがあった。

研究面では、綿へのインクジェット捺染を行ったため、それに関することを調べ、今後会社で役に立つような知識を得ることができた。インクジェットプリンターは私が入社予定の会社製のものを使用してくれたため、それに関しても学ぶことができた。

テキスタイルクラスでは、授業の前にクラスメイトと会話したり、一回だけだがお昼を食べた。このクラスでの授業ではM1の時の授業に近いことを扱っていた。M1の内容をもっとしっかりと勉強しておくべきだった。最終日にはベルギー人クラスメイトから餞別の品としてベルギーチョコとビスケットをもらった。

寮では、日本、インド、ナイジェリア、ジンバブエ、コロンビア人と共に暮らした。食事の時などに会話して楽しんだ。また、ナイジェリア人に誘われて日曜日に教会に行くなどした。最後の日曜日には送別会をしてくれた。たまにテレビ電話をしたりする。

休日や、平日の夜などは知り合った中国人学生たちと花火、映画、夕飯、旅行、クリスマスマーケットなどに行


って楽しんだ。異なる学科の中国人が非常に親切にしてくれた。中国に対して偏見を持っていたため、印象が大きく変わった。実際に関わらないとわからないものがあるんだなと思った。今は英語でチャットをするなどして英会話の勉強ができている。

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