教育支援
平成24年度事業実績 【教育支援】
2013/08/25
○13名の学生が生命誕生の喜び実習に参加しました
実習後の学生、妊婦のアンケートは以下のとおりです
【2012アンケート集計(学生)】
◎実習に参加しようと考えたきっかけは何ですか?(複数回答可)
1.もともと、産婦人科に興味があった 6人
2.もともと、お産(妊娠・出産)に興味があった 5人
3.実習の説明を聞いて、興味がわいた 6人
4.友人に誘われて
5.その他 1人
◎実習の内容はどうでしたか?(複数回答可)
1.健診優先の印象が強かったので、もう少し学生の指導もしてほしかった 1人
2.とても丁寧に説明・解説をしてもらった印象があった 8人
3.専門的な内容が多く戸惑いが多かった 1人
4.その他 1人
・妊婦さんと期待していた以上に話をすることができた。
◎レポートの形式は?(複数回答可)
1.フリースタイルのほうが良い 8人
2.決まった形式のほうが良い 4人
3.その他
・先生に課題を出して頂いて、それについてレポートを作成したので書きやすかったです。
◎健診時の関わりに関して
1.もう少し話をしたり等、健診時以外にも関わりを持ちたかった 4人
2.どの程度関わって良いのか戸惑いがあった 6人
3.実習時(健診中)以外の関わり(待ち時間など)は苦痛だった
4.特に何も感じなかった 2人
5.その他 1人
・時間としてはちょうどよく、互いに関わりを楽しめたと思う。
◎分娩時のかかわり
1.自分(学生)の存在が負担になっていないか心配だった 2人
2.せっかくなのでもっと関わりを持ちたかった 3人
3.適当な距削憾、関わりで良かった 1人
4. その他 5人
・自分の存在が負担では、と心配だったが、妊婦さんが心強いと仰って下さって嬉しかった。
◎途中で実習参加継続をやめたいと思ったことはありますか?
1.ない 11人
2.ある
◎分娩に立ち会って「出産ってすばらしい」「命ってすばらしい」などのポジティブな感覚を得ましたか?
1.はい 8人 (無回答 3人)
2. いいえ
はいの人は具体的に
・普段の健診や関わりを通じて、自分も子供を産みたくなった。
・生まれたての赤ちゃんに触れ、新しい命を身近に感じることができた。
・それまでエコーを通して経過を見てきた小さな命が、現実の世界に生まれでてきた、ということに何ともいいがたい感動を覚えた。
・1つの命が生まれて来る時の感動を得られた。また、多くの人が(医療者)が関わっていることを知ることができた。
・どんなに医療が進歩しても、最後はお母さんの頑張りにかかっているんだと実感した。
・エコーを通して見ていた子が、実際目の前に現れたのがとても不思議ですごいなと思った。
・お腹の中での成長の過程をエコー画面で見てきましたが、実際お腹から出てきてうぶ声を上げ、さわらせていただいた時の温もりで、命の温かさ的なものを感じました。
◎分娩に立ち会って「出産って怖い」などのネガティブな感覚を得ましたか?
1. はい 2人 (無回答 2人)
2.いいえ 7人
はいの人は具体的に
・緊急帝王切開だったため、母子の健康状態がとても心配だった。
・すごく辛そうにしていらっしゃって、怖かったです・・・。
◎実習を通じて産婦人科医療に興味を持ちましたか?
1.はい 11人
2.いいえ
◎将来の進路のひとつに産婦人科を考えてみようと思いますか
1.はい 8人
2.いいえ 1人
3.まだ、先のことでわからない 3人
4.その他
◎もう一度、機会があれば参加しますか?
1.する 9人
2.しない
3.わからない 2人
◎他の学生さんに「生命誕生喜び実習」を伝えるとしたら
1.実習があることは伝える 1人
2.参加することを勧める 10人
3.参加は勧めない
◎実習を通して特に印象に残っていることがあれば、お書きください。
・エコーや4Dの機器が発達していたことと、それを扱うのが難しいことに驚きました。胎児の身体がどんどん人らしくなっていく様子が見られ、特に表情を変えるとことは印象的でした。
・担当の妊婦さんがいつもニコニコと快く対応して下さり、ありがたいなと感じていた。ただ、やはり出産が近づいてくるにつれて不安も大きくなるようで、パッとみただけでもそれを感じられるくらいだった。
・自分で実際にエコーを操作してみたことが印象に残っています。
・妊婦さんは不安に思うことが多いため、心までケアする心配りが大切だと感じた。
・妊婦さんが私たちのことを“支え”だと思って下さっていたこと。
・やはり、出産に立ち会った時が様々な思いを抱くことができて印象深かった。今でも、当日のことを鮮明に思い出せる。緊張や不安、喜び、安心を味わった。
・赤ちゃんの発育があまりよくないということで早めの入院になってしまい、妊婦さんのみならず私たちも不安な気持ちでいっぱいだった。その分、無事生まれてきたときの喜びはひとしおだった。
・妊婦さんもお医者さんも助産師さんも、いろんな方が親切に接してくれて嬉しかったです。分娩は思ったよりも辛そうで怖かったです・・・。
・お産の際、お母さんがとても痛そうな声を出していたのが印象に残っている。
・診察前の待ち時間に妊婦さんとお話出来たことが、とても楽しく、貴重な時間でした。
◎全体を通しての感想や来年度に向けての改良点など、思うことを自由に書いてください。苦情でもかまいません。
・元々産婦人科に興味のある学生にとっては素晴らしい実習だったと思う。興味の無い学生にもぜひ参加してほしいが、実習の性質上長期にわたってしまうので、難しいかもしれない。希望のお産時期を(担当の妊婦さんを決めるため)早くに決めなくてはならないのは難しかった。このような機会を作って下さり、本当にありがとうございました。
・健診時の先生の対応が、安心感がありとてもよいなぁと1回目の実習時から感じていました。産婦人科に関わらず、先生のような診療ができるようになりたいと思いました。信大病院のように複数の先生がいる場合、毎回の健診はずっと同じ先生でも、分娩の時は他の先生の可能性が高いかなと思うと、もし自分が産婦人科医になったとしたら、それが少し残念かもしれません。カリキュラムの変更で、6、7月が解剖実習となり、実習時間が短くなってしまったので、もう少しゆっくり実習できるとよかったです。資料をいただけたり、健診中もただの見学だけでなくわかりやすく説明していただいて、産婦人科により興味がわきました。実習に参加してよかったです。ありがとうございました。
・分娩に立ち会えなかった立場で言えることではないかもしれませんが、出産前後の情報がもっとスムーズに入ってきたらなと思いました。これで担当の妊婦さんとの関係が切れてしまうと思うと非常にさみしくなります。いつかまた大きくなった赤ちゃんを見てみたいなと思いました。
・ひとりの妊婦さんに半年間付き添うことで、妊婦さんとも親しくなれ、体の状態だけでなく、生活の変化について等もお話をうかがうことができ、将来子供を産みたいと考えている人には自分に置き換えて考えられて、医学的にはもちろんのこと、人として母になる身として勉強できたことがたくさんあった。しかし、1人だと1人分の症例しかわからないので複数の人の妊娠生活について学べたらいいともっといいと思う。
・とても素晴らしく、参加して良かった、と心から思える実習でした。なかなか得られない貴重な経験ができたと思います。ありがとうございました。
・5ヵ月間お世話になりました。最初は会話も弾まず、どうしたらいいのかと途方に暮れてしまうこともありましたが、回数を経るにつれていろんなことを話すことができました。会うたびに大きくなっていくお腹、エコーで成長していく様子を見ることがとても楽しみでした。早めの入院になってしまい心配もありましたが、2600gと思ったよりも大きな赤ちゃんで一安心しました。考えていたよりも分娩室に入ってからすぐに生まれてしまい間に合わないかとどきどきしましたが、何とか立ち会うことができてよかったです。いい経験をさせていただきました。ありがとうございました。
・分娩に立ち会わせていただいて、赤ちゃんが生まれてきたときは「人ってほんとうにこんな風にうまれてくるのだなー・・・」と感動しました。分娩後1、2週間は「自分にはあんな辛いこと耐えられない・・・」と思って出産は無理だと思っていたのですが、今は1ヵ月健診の時のお母さんや赤ちゃんの嬉しそうな姿を見て、やっぱり子供をうむってすばらしいことだなと思っています。また、必死に生きようとしている生まれたての赤ちゃんを見ていると、子供をうんで育てていくことはすごく責任感をもたなければいけないことなのだなと思い、自分もいつかそんな立派な母親になりたいと思いました。
・1ヵ月健診の日程が決まったら、早く連絡してほしい。
・心から今回の実習に参加して良かったと思いました。“喜び体験実習”の名のとおり、毎回の健診がとても楽しみで、今後なくなってしまうのがさみしい程です。協力してくれた妊婦さんと先生、コーディネートして下さった、山田先生には感謝してもしきれません。本当にお世話になりました。
【2012アンケート集計(妊婦)】
◎実習に参加することを積極的に提案・決定したのはだれですか?
1.ご自身 5人
2.ご主人 1人
・自分でもやってみたいという気もありましたが、主人にも了解を得てからと思い主人の「やってみればいい」という一言もあり決めました。
3.その他
◎実習に協力・参加しようと考えたきっかけは何ですか?(複数回答可)
1.産婦人科医不足が騒がれるなかで、産婦人科医育成に関わるものであったから 4人
2.健診の時間が優先的に決まっているから 4人
3.謝礼金があったから 3人
4.その他 1人
・先生からのすすめもあり、自分が少しでも協力できるのであればと思った。
◎健診の内容はどうでしたか?
1.学生優先の印象が強かったので、もう少し妊婦に関わってほしかった
2.通常の健診より丁寧に診てもらっている印象があった 5人
3.自習であっても無くても内容は変わらない印象であった
4.その他
◎健診の時間(実習の時間)はどうでしたか?
1.もう少し短いほうが良い
2.もう少し長い方が良い 1人
3.ちょうど良い 4人
4.その他
◎謝礼金(健診・分娩立ち会い1回につき2000円)の額は適当でしたか?
1.負担の割に少ない
2.ボランティア的な要素なので必要ない 2人
3.適正 3人
4.その他
◎学生実習時の様子について
服装、身だしなみ
1.適切 5人
2.もっときちんとすべき
3.その他
言葉使い、挨拶
1. 適切 5人
2.もっときちんとすべき
3.その他
熱心さ
1.適切 5人
2.もっときちんとすべき
3.その他
その他、、学生さんのことについて気が付いたことがあれば書いてください
・赤ちゃんの成長を一緒に喜んでくれて、嬉しかったです。
・みなさんとても素直で明るい方達で話しやすかったと思います。
◎分娩時の学生のかかわり
1.存在が気になるなど負担になった
2.せっかくなのでもっと関わりを持って欲しかった
3.適当な距離感、関わりで良かった 3人
4.その他 2人
・一番大事な時に間に合わなかったので申し訳ない気持ちです。
・緊急帝王切開だったので手術の前後に少ししか関わることが出来なかったのでもう少し関われたらなぁ。と思いました。又、分娩時どこから学生が関わってくるのかわからなかったので、最初に聞いておけばよかった。
◎途中で実習に協力するのをやめたいと思ったことはありますか?
1.ない 5人
2.ある
上記の問いで「ある」と答えた方はどのような時にそう思われましたか?
◎もう一度、機会があれば協力しますか?
1.する 4人
2.しない
3.わからない 1人
◎他の妊婦さんに「生命誕生喜び実習」を伝えるとしたら
1.実習があることは伝える 2人
2.参加することを勧める 3人
3.参加は勧めない
◎実習に参加した学生に何かご意見等ありましたら、自由にお書きください
・常に気をつかって頂き、ありがとうございました。
・今回の実習での事を少しでも学生さん達のこれからに役立てて頂けたら、とても嬉しいです。
・毎回の健診、出産後の1ヵ月健診など、毎回楽しみにしてくれていて、とてもありがたかったし、嬉しかったです。
・先にも書きましたが、とても明るく話しやすい方達でしたので、楽しく過ごす事ができて本当に良かったと思っています。
◎実習を担当した(または産科医師全体でも結構です)病院スタッフについてお気づきのことがございましたら、自由にお書きください。
・金井先生をはじめスタッフの方にはとても丁寧な説明を毎回してくださり、安心して健診を受けられました。
・どのスタッフの方にも良くしていただきとても感謝しています。こちらの質問にも丁寧に答えていただき、ありがたかったです。
・先生も看護師の方もみなさん親切に対応して下さり、安心してお産に臨めました。
◎全体を通しての感想をお聞かせください。
・学生さんもとても礼儀正しく、私も一緒に色々学べてとても良い経験をさせてもらいました。素晴らしい実習だと思いますので、今後も続けて頂き、1人でも多くの産科医が増えていってほしいと思います。
・この実習を通して少しでも学生さんたちの役に立てれば良いと思いました。学生さんたちとも溶け込むことができ、待ち時間のあいだなど沢山の話ができてすごく良かったです。学生さんたちにお祝いの品までいただき、すごく親切にしていただきました。本当にありがとうございました。
・産科医の不足は聞いた事がありましたが、このような実習に私も参加することが出来て嬉しかったです。今後もぜひ安心して出産のできる地域になればいいなと思いました。
・今回妊娠中から出産に至るまで学生や他の病院スタッフの沢山の方に、赤ちゃんを見守られているという気持ちで過ごす事が出来ました。学生の方達とも仲良くなれて本当に今回実習の受け入れをして良かったなぁと思っています。
・最初気楽な気持ちで実習に参加したものの、大丈夫だろうかと心配になりましたが、実際始まると不安なことは何も無く、むしろ楽しく過ごす事が出来て良かったです。ただ健診に行くのではなく、学生さんの話を聞いたり、自分の思いを話したり、実習を受けていい刺激になったと思います。
○以下の研修会を実施しました
開催年月日 |
研修会等名 |
開催場所 |
参加者数 |
H24年4月4日 |
県周産期カンファランス |
県立こども病院 |
47名 |
H24年5月9日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
56名 |
H24年5月19日 |
NCPR |
松本市立病院 |
10名 |
H24年5月26日 |
NCPR |
松本市立病院 |
10名 |
H24年6月6日 |
県周産期カンファランス |
県立こども病院 |
50名 |
H24年6月10日 |
NCPR |
県立こども病院 |
9名 |
H24年6月14日 |
NCPR |
信州大学 |
23名 |
H24年6月16日 |
NCPR |
県立こども病院 |
18名 |
H24年7月4日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
52名 |
H24年8月1日 |
県周産期カンファランス |
県立こども病院 |
46名 |
H24年9月5日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
50名 |
H24年9月30日 |
NCPR |
丸の内病院 |
17名 |
H24年10月3日 |
県周産期カンファランス |
県立こども病院 |
56名 |
H24年10月7日 |
NCPR |
助産所とうみ |
15名 |
H24年10月21日 |
NCPR |
信州大学 |
6名 |
H24年11月7日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
53名 |
H24年11月18日 |
NCPR |
丸の内病院 |
18名 |
H24年12月1日 |
NCPR |
篠ノ井総合病院 |
25名 |
H24年12月5日 |
県周産期カンファランス |
県立こども病院 |
40名 |
H24年12月8日 |
NCPR |
信州上田医療センター |
24名 |
H25年1月9日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
66名 |
H25年1月19日 |
NCPR |
佐久総合病院 |
12名 |
H25年1月26日 |
NCPR |
長野県助産師会 |
16名 |
H25年2月2日 |
NCPR |
北信総合病院 |
15名 |
H25年2月3日 |
NCPR |
安曇野赤十字病院 |
31名 |
H25年2月6日 |
県周産期カンファランス |
県立こども病院 |
34名 |
H25年3月3日 |
NCPR |
丸の内病院 |
8名 |
H25年3月6日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
27名 |
H25年3月10日 |
NCPR |
諏訪赤十字病院 |
17名 |