教育支援
平成23年度事業実績 【教育支援】
2012/04/24
○8名の学生が生命誕生の喜び実習に参加しました
実習後の学生、妊婦のアンケートは以下のとおりです
【2011アンケート集計(学生)】
◎実習に参加しようと考えたきっかけは何ですか?(複数回答可)
1.もともと、産婦人科に興味があった 4人
2.もともと、お産(妊娠・出産)に興味があった 3人
3.実習の説明を聞いて、興味がわいた 3人
4.友人に誘われて 1人
5.その他 1人
・先生のお話を聞いて、機会の貴重さ、妊婦さんの協力のありがたさを考えると、この実習やらなきや損だと感じた。
◎実習の内容はどうでしたか?(複数回答可)
1.健診優先の印象が強かったので、もう少し学生の指導もしてほしかった 2人
2.とても丁寧に説明・解説をしてもらった印象があった 5人
3.専門的な内容が多く戸惑いが多かった
4. その他 1人
・健診優先だったが、そのことに対して不満はなかった。むしろ妊婦さんより学生を優先したらまずいと思う。折に触れて、胎児循環のことなど調べるべきことに重要な示唆をいただけた。
◎健診の開始時間(実習の開始時間)はどうでしたか?(複数回答可)
1.もう少し早いほうが良い 1人
2.もう少し遅い方が良い
3.ちょうど良い 7人
4.極力時間通りに開始・終了してもらいたい。
5.その他
◎健診の所要時間(実習の所要時間)はどうでしたか?(複数回答可)
1.もう少し短いほうが良い
2.もう少し長い方が良い 2人
3.ちょうど良い 6人
4.その他
◎レポートの形式は?(複数回答可)
1.フリースタイルの方が良い 7人
2.決まった形式の方が良い 1人
3.その他
◎健診時の関わりに関して
1.もう少し話をしたり等、健診時以外にも関わりを持ちたかった
2.どの程度関わって良いのか戸惑いがあった 3人
3.実習時(健診中)以外の関わり(待ち時間など)は苦痛だった
4.特に何も感じなかった 4人
5 . その他 3人
・待ち時間にお話しするのが楽しかったし、貴重なお話も聞けた。
・妊婦さんと色々な話ができてよかった。
・自分らの班は、妊婦さんとの会話も弾み、良好な関係を築けていたと思う。毎回の実習が楽しかった。
◎分娩時のかかわり
1.自分(学生)の存在が負担になっていないか心配だった 4人
2.せっかくなのでもっと関わりを持ちたかった 1人
3.適当な距削憾、関わりで良かった 2人
4. その他 2人
・お父さんとは分娩の時が初対面でしたので、大事な時なのに負担になってないか戸惑いました。
・男子学生(特に医学を学んでいない者)の関わり方をどうすればよいか迷った。
・担当の妊婦さんの分娩には立ち会えなかった。でも、他の方のを見せてもらえて、いい経験になったと思う。
◎途中で実習参加継続をやめたいと思ったことはありますか?
1. ない 8人
2.ある
◎分娩に立ち会って「出産ってすばらしい」「命ってすばらしい」などのポジティブな感覚を得ましたか?
1. はい 6人
2. いいえ 1人
はいの人は具体的に
・生まれるまではさわったり、超音波で見たりするだけの赤ちやんが、声を上げてないたのがとても感動的でした。
・母の事をすごいと思いました。
・新しい生命が誕生することに対する純粋な感動。
・分娩時は私まで貧血になりそうで大変に感じたが、その後赤ちゃんに会うと本当にパワーをもらえた。
・出産に立ち会えませんでした。
・あんなに小さな命が、一生懸命生きようとしている。
・それまで超音波でしか会えなかった赤ちやんが姿かたちをもって、泣き声を上げる姿がとても感動的だった。
◎分娩に立ち会って「出産って怖い」などのネガティブな感覚を得ましたか?
1. はい 5人
2. いいえ 2人
はいの人は具体的に
・やはり痛そう、苦しそうであることにかわりはなかったし、もし自分だったら…と思うと少し怖くなった(その痛みなどについて)
・妊婦さんにとって(いくら医学が進歩したとはいえ)出産が命がけであることを肌で感じた。
・すごく痛そうだと思った。
・母親は極限の痛みを感じていると思った。
◎実習を通じて産婦人科医療に興味を持ちましたか?
1. はい 8人
2.いいえ
◎将来の進路のひとつに産婦人科を考えてみようと思いますか
1. はい 4人
2.いいえ
3.まだ、先のことでわからない 4人
4.その他
◎もう一度、機会があれば参加しますか?
1. する 4人
2.しない
3. わからない 4人
◎他の学生さんに「生命誕生喜び実習」を伝えるとしたら
1.実習があることは伝える 1人
2.参加することを勧める 7人
3.参加は勧めない
◎この実習に対する自己評価または自己満足度は何%でしょうか?
・80%
・90%
・自己評価65点、自己満足度120%
・80%
・70%
・80%
・90%
◎産婦人科に対するイメージを自由に書いてください。また、今回の実習を通してそのイメージが変わったことがあれば書いてください。
・産婦人科の先生方は、今まで思っていたよりもみなさん大らかに診療や治療にあたっているとわかりました。
・テレビの影響で、患者さんの家族や患者さんに恨まれたりすることも多いのかなあと勝手に思っていた。また、すごく大変そうだけど報われなさそうとも思っていた。でも、それはそれでやりがいも大きいのかも?と思っていた。
今回の実習を通して、実際に訴えられたりとかあるのかということはよく分からないけど、そんなことよりも、新しく生まれてこようとしている命に、健診のたびに真剣に向き合っている先生、助産師さん、分娩の際、お母さんも赤ちゃんも絶対に安全に!という気迫に満ちて赤ちやんを取り上げていた先生方、助産師さんの姿を見て、大変なことは違いないけど、やりがいもすごくあると心から感じました。特に赤ちゃんを取り上げた先生が赤ちゃんを見て「かわいい」と言ったときの笑顔、忘れられません。
・医療現場において喜びを体験できる場が多いのが産婦人科だと思っていた。今回実習後もそれに変わりないが、人間の命を守る、助けるという事において冷静な判断力や行動力、妊婦さんや胎児の様子に敏感に対応する観察力などマルチな才能を求められていると痛感した。
・生まれてくる赤ちゃん本人やその家族の大切な時に関わることができて、すばらしい科だと思う。一方で、一人のお医者さんで何人もの分娩が重なった時など大変だと感じた。大学病院だからかもしれないが、思っていたよりも医者の数が多くておどろいた。看護師さんや助産師さんなど、たくさんの人で出産を支えているんだと思った。
・産婦人科は常に新しい赤ちやんが産まれる場所なので、活気に満ちた様子をイメージしていました。あとは訴訟が多いこと?です。
妊婦は嬉しいことばかりではなく、エコーで赤ちやんに異常が見つかった場合などはお母さんは自分の事よりも何倍も赤ちゃんのことを心配してしまうので、そういったネガティブだと思われる情報を伝えるときの配慮など、分娩に到るあらゆる場面での戦いがあるのだと知り、今までよりも産婦人科の奥深さを知れたかもしれません。
・新しい生命の誕生において、今では欠かせない存在。あんなに命がけの出産(痛み、出血など)なのに、無事母親にそれを乗りこえさせることができて、すごいところだと思った。
・エクサイティングでした。
・いつお産になるか分からないので、常に気を張っていて、いつ、自分がどこにいる時でも呼び出されてもおかしくない、という比較的過酷な科であるというイメージを持っていた。実際、お産のときの分娩室の緊張感は忘れられない印象と受けた。しかしながら、無事に出産が終わり、赤ちゃんと初めて対面するときの感動は格別なものがあると思う。
◎全体を通しての感想や来年度に向けての改良点など、思うことを自由に書いてください。苦情でもかまいません。
・もう少し妊婦さんとお話しできる時間をもてたらと思いました。
・授業にぎりぎりということもありましたが、欠かさず健診に立ち会えたことはとても有意義でした。赤ちゃんの成長をこの目で見ることができたし、妊婦さんや妊婦さんのご家族とも信頼関係を築けたと思うからです。1ヶ月や2週間に1回くらい昼休みがつぶれることは全然惜しくないと実習を続けるにつれて思えるくらい楽しかったです。この実習をやってよかったと今は実感しています。夏休み前半はあんまり遠くに行けないなぁなどと、考えたこともありましたが、分娩見学までさせていただけるこのような貴重な体験なかなかできないなぁと思いました。分娩が近くなって妊婦さんが陣痛を感じて病院に来たとき、もし余裕があればでいいのですが、妊婦さんが病院に来た段階で、一度連絡いただけたらと思いました。
・今回このような貴重な体験ができ、医学を志すモチベーションとなりました。誠実・丁寧に妊婦さんと交流しようと努力したこの気持ちを忘れず、今後も勉学に励みたいです。本当にありがとうございました。
・毎回赤ちやんが大きくなっていくのを見る事が楽しみだった。また、人生の先輩として妊婦さんから学ぶことも多く、出産・育児に対するイメージが具体的なものとなった。参加してよかった。
・分娩に立ち会えなかったが、毎回の健診で多くのことを学ばせていただいたので不満はない。むしろ分娩に立ち会うのは必須にしなくてもいいのではないかと思ってしまう。レポートをためてしまった…ご負担でなければ、毎回レポート提出を促していただけると忘れなくていいのではと思いました。甘えのようで申し訳ないのですが。
【2011アンケート集計(妊婦)】
◎健診の時間(実習の時間)はどうでしたか
1.もう少し短いほうが良い
2.もう少し長い方が良い
3.ちょうど良い 4人
4.その他
◎学生実習時の様子について
服装、身だしなみ
1.適切 4人
2.もっときちんとすべき
3.その他
言葉使い、挨拶
1. 適切 4人
2.もっときちんとすべき
3.その他
熱心さ
1.適切 4人
2.もっときちんとすべき
3.その他
その他、、学生さんのことについて気が付いたことがあれば書いてください
(挨拶や態度がしっかりしていて、すばらしかったです)
◎分娩時の学生のかかわり
1.存在が気になるなど負担になった
2.せっかくなのでもっと関わりを持って欲しかった
3.適当な距離感、関わりで良かった 4人
◎途中で実習に協力するのをやめたいと思ったことはありますか?
1. ない 4人
2.ある
上記の問いで「ある」と答えた方はどのような時にそう思われましたか?
◎もう一度、機会があれば協力しますか?
1. する 4人
2. しない
3. わからない
◎他の妊婦さんに「生命誕生喜び実習」を伝えるとしたら
1.実習があることは伝える 2人
2.参加することを勧める 2人
3.参加は勧めない
◎実習に参加した学生に何かご意見等ありましたら、自由にお書きください
・とても熱心に実習に参加してくれて、嬉しく感じました。まだ進路の方は決めていないみたいですが、ぜひ産婦人科医になっていただきたいなと思います。(余計なお世話かもしれませんが)
・毎回きちんとその週数に合わせた学習をしてきて、先生に質問をしていて実習に熱心だなと感心しました。健診でお腹を触る時も「失礼します」と言って触りきちんとあいさつもしていて感心しました。
・赤ちゃんをだっこしてもらえたり、とてもうれしかったです。良いお医者さんになってください。応援しています。
・今回の実習をこれからにいかしてもらえたら嬉しいです。
◎実習を担当した(または産科医師全体でも結構です)病院スタッフについてお気づきのことがございましたら、自由にお書きください。
・丁寧な対応をしていただき感謝しています。無事に元気な赤ちゃんを出産することが出来ました。本当にありがとうございました。
・健診で先生が学生さん達に説明する時、分かりやすく説明していたので、私も一緒に聞いていてすごくわかりやすかったです。先生の一言一言で安心でき、楽しい妊娠生活、出産ができました。
・先生方大変お世話になりました。ひとつひとつ丁寧に説明してくださり、不安も軽くなりありがたかったです。
・丁寧にかかわって頂きありがたかったです。
◎全体を通しての感想をお聞かせください。
・子供に妊娠中や出産の時に、お姉さん先生が一緒にいてうまれるのを見守ってくれたと伝えることができ、実習に参加してよかったと思います。産婦人科医が少しでも増えることを願っています。
・毎回健診に来るのが楽しみでした。お腹の子に会えるのはもちろん、学生さんの実習に対する意欲も伝わってきて、学生に会えるのも楽しみでした。貴重な体験を私の方がさせてもらって良かったです。今回出会えた学生さんが医師となって活躍される事を願っています。そして一緒に働けたら素敵だなと思います。ありがとうございました。
・出産後退院してから、産科の1ヶ月健診の実習の他に、子供(小児科)の1ヶ月健診の実習もあれば、1ヶ月でどの位成長するのかがわかってよいかと思いました。
・お医者さんも看護婦さんもとても親切でありがたかったです。もう3人でおわりだと思いますが、またお産をすることはあれば信大でお産したいです。
とてもいいお産になりました。ありがとうございました。
・学生さんといろんな話をしたり、赤ちやんが産まれるまでを一緒に見て頂くことができてよかったです。ありがとうございました。
○以下の研修会を実施しました
開催年月日 |
研修会等名 |
開催場所 |
参加者数 |
H23年5月11日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
54名 |
H23年6月1日 |
県周産期カンファランス |
県立こども病院 |
31名 |
H23年6月20日 |
NCPR |
飯田市立病院 |
32名 |
H23年7月6日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
58名 |
H23年7月9日 |
NCPR |
助産所とおみ |
13名 |
H23年7月30日 |
NCPR |
県立こども病院 |
24名 |
H23年8月3日 |
県周産期カンファランス |
県立こども病院 |
39名 |
H23年9月7日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
23名 |
H23年9月10日 |
NCPR |
駒ヶ根高原レディスクリニック |
7名 |
H23年9月11日 |
NCPR |
駒ヶ根高原レディスクリニック |
8名 |
H23年10月1日 |
NCPR |
北信総合病院 |
8名 |
H23年10月5日 |
県周産期カンファランス |
県立こども病院 |
45名 |
H23年10月22日 |
NCPR |
県立須坂病院 |
4名 |
H23年10月29日 |
NCPR |
信州大学 |
27名 |
H23年11月2日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
38名 |
H23年11月12日 |
NCPR |
篠ノ井総合病院 |
26名 |
H23年11月19日 |
NCPR |
県立須坂病院 |
4名 |
H23年12月3日 |
NCPR |
佐久総合病院 |
16名 |
H23年12月7日 |
県周産期カンファランス |
県立こども病院 |
66名 |
H23年12月10日 |
NCPR |
信州上田医療センター |
15名 |
H24年1月11日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
37名 |
H24年1月14日 |
NCPR |
伊那中央病院 |
21名 |
H24年2月1日 |
県周産期カンファランス |
県立こども病院 |
42名 |
H24年2月4日 |
NCPR |
長野赤十字病院 |
23名 |
H24年3月7日 |
県周産期カンファランス |
信州大学 |
30名 |