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いとう つくす

伊藤 盡

英語学 教授

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北欧神話 学会 研究

デンマークでの学会&取材旅行2

学会&そして研究発表

オーフス大学の学会には、結局、総勢1000人弱の世界中からの研究者が集まりました。 結局、日本から来た日本人参加者は、一橋大学のB先生と、ノルウェーのオスロ大学での留学経験のある東大の博士課程を出たN君と私の三名だけということでした。 N君は、ポスター発表で、サガの中の夢の使われ方が、建国の伝説にどう拘わるか、という面白い内容で、ハラルドル美髪王についての研究の一つの成果を出しました。 僕は、ほぼ最終日の金曜日に、タキトゥスの神話とスノッリの神話の共通点と差違を論じ、ポーランドの先生と英国の先生方から激励を戴きました。一方、ドイツの先生からは、さらなる精進を奨められました。現在は、この発表の改訂版の論文を執筆中です。

ユラン半島へ

英語史を教える時に必ず出てくる、イングランド成立の祖となったゲルマン人の三つの部族の一つ、ジュート人。ゲルマン語の読みではユート人ですが、この部族の名前を冠する半島が、ユトランド半島、現代デンマーク語的なカナ表記では「ユラン半島」です。 デンマークの首都コペンハーゲンは、シェラン島にあるので、海を渡ってユラン半島に行かねばなりません。 ユランに渡るのは、以前に、ドイツ側から生まれて初めてデンマークに渡った時以来です。 今回は、ユラン半島のヴィーボルグ近くに住む、学者仲間のアイスランド人・デンマーク人夫妻を訪ねました。 夫君のハンスは、考古学遺物の発掘を趣味とする企業人。彼に案内されて、ユラン半島の幾つかの史跡を訪ねました。 白眉は、Hørdum kirkeとAggersborg。この二カ所を訪ねた記録は、2ヶ月後に発売される『英語教育』(大修館書店)に連載中の記事に反映させようと思います。写真もね。

ユラン半島取材 その1

ユラン半島に住むハンスは、アマチュアの考古遺物発掘者。 楽しげに、17世紀のコインなど、発見したものを見せて下さいました。 お友達が時間を見つけてはヴァイキング時代の考古遺物を探しているというので、現場に連れて行って下さいました。 なんと、竜のブローチを発見したばかりだというので、さっそく手に取らせて頂きました。 イェリング形式に似せた竜のブローチは青銅製。眼福眼福。

ユラン半島取材 その2

そして、この地の最大の目的地、Hødurの教区教会に置いてある、雷神ソールのミズガルズ蛇を釣り上げようとする場面を描いた石碑に到着。 人生の最大の目的の一つだった、Gosforth(英国、カンブリア地方)、Altuna(スウェーデン、ウップランド地方)、Hørdum (デンマーク、ティーステ地方)の三つの雷神ソールの絵画石碑を観ることを、遂に達成しました。 いや〜、こんなに嬉しいことはありませんでした。 登楼にも登らせて貰い、周りの風景を見渡します。 ノルウェーともスウェーデンとも違う、デンマークならでは真っ平らな風景。 この土地に住み、異教からキリスト教へと改宗しながらも、独自の世界観を持った北欧人たちの歴史を感じました。

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