翁草が咲いています

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 伊那キャンパス内でもちらほらと、可憐に咲く花の姿が見かけられるようになりました。管理棟一階正面出入り口脇の花壇に、翁草がひっそりと、うつむきがちに咲く趣のある姿を見せてくれています。翁草は歌に詠まれるなどして古くから日本人に親しまれ、明治時代の歌人斎藤茂吉はこの花を好み、何度も短歌に詠みました。そんな、かつては山地などによく見られたこの山野草も、環境破壊や採取によって数が激減し、今や環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類とされ、幻の山野草とも言われるようになってしまいました。
 キンポウゲ科オキナグサ属の多年草で、赤紫色の花びらに見えるものは実は花びらではなく萼(がく)片です。全体が白い毛で覆われており、白く長い綿毛のついた種子を付けます。この種子が密集した姿が老人の頭に見えるということで、翁草という名前になったそうです。
 翁草のすぐ隣にはつくしも姿を見せており、春の到来を感じさせてくれます。

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