平成24年度 高冷地フィールド科学演習 I を実施しました(8月6日~9日)

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キャベツ収穫の様子
キャベツ収穫の様子
マルチの除去作業
マルチの除去作業
農家見学
農家見学
JAの施設見学
JAの施設見学

夏季休業期間中、「高冷地フィールド科学演習I」が農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)野辺山ステーションにおいて開講されました。


この演習は公開講座としても開講しており、本学農学部の学生だけでなく、清泉女学院大学や日本獣医生命科学大学など他大学の学生、他学部や他分野の学生も参加しました。
八ヶ岳南東の山麓に広がる野辺山高原は、日本有数の高原野菜の栽培地域で、酪農も盛んです。野辺山ステーション内だけでなく、周辺に広がる農業・酪農の現場にも出向いて、作業の様子や実際に使用されている施設について学んだほか、周辺の自然環境についても学びました。

 

野辺山に到着した学生は、葉物野菜を中心に生産する大規模な農地を目の当たりにし、水田がほとんど見当たらないことなどに気づくなど、普段目にする農業とは品目やスケールが違っていることを実感したようでした。
周辺の農家へ出向いての実習では、農家の方から栽培や病害虫防除に関する苦労や工夫についてのお話を聞きました。また、広大な農地であっても、手作業で行われる作業がいくつもあることを聞き、機械化が進んだとはいえ、まだまだ農家の苦労が多くあることも知りました。

 

続いて、収穫物が持ち込まれるJAの集荷場を見学しました。ここでは野辺山の農業の歴史や、出荷数の調整、出荷された生産物がどのように鮮度保持されているのかなどの話を聞きました。
高冷地で栽培された野菜は、鮮度を保って消費者へ届けるため、コールドチェーンと呼ばれる物流システムで運ばれます。この物流システムにのせるため、野辺山では収穫後すぐに野菜を予冷していますが、その予冷施設も見学しました。コールドチェーンについて講義や参考書などで学んでいた受講生もいましたが、実際の施設を目にするのは初めてで、その施設の大きさに驚いた様子でした。

 

野辺山ステーションでは、様々な野菜の栽培・収穫について学びました。
キャベツの収穫では、キャベツが意外に重いことや、サイズ選別の難しさ等を体感しました。
収穫だけでなく、収穫前の除草作業や、収穫後のキャベツの残根処理(残根があるとマルチを取り除きにくいため)やマルチ除去を体験するなど、一口にキャベツの栽培といっても、種をまいて収穫して終わりではなく、様々な作業があることを学びました。

 

また、キャベツの食味試験も行いました。4品種のキャベツを準備し、食べ比べて品種による味・香り・食感などの違いを評価しました。品種により味や病害への耐性が違うことなども学び、農家の方が戦略的に生産を行うために、品種を選んで生産していることなども知りました。
一方、乳牛については、野辺山ステーションの近くにある八ヶ岳牧場で、搾乳やバター作りについて体験を通して学びました。

 

さらに、野辺山ステーション内のチョウの採集を通して、野辺山高原の自然の豊かさを学びました。この実習では周辺環境の違いによってチョウの多様度が変化することを学びながら、野辺山高原の自然の豊かさを感じました。
このほか、AFCで栽培・収穫されたそば粉を用いてそば打ちを体験しました。初心者向けに、二八そば(そば粉8割、小麦粉2割)を作り、参加者全員がそばを食べることができました。なかには十割そば(すべてそば粉)やうどん打ちに挑戦する学生もいました。

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