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2023.11.25(土)、2023年SURCAS年次シンポジウム、IEEE Metro Area Workshop(MAW)2023合同イベントを開催しました。

航空機装備品 SUWAロケット

SURCASシンポジウムは、前身の航空宇宙システム研究センターが発足した2016年から毎年開催しており、今回で8回目を迎えました。
今回は、次世代空モビリティにおける産学連携と産産連携の拡がりに貢献することを目的に、IEEE Japan Council(IEEE Shin-etsu Section)の共催、信州産学みらい共創会、NAGANO航空宇宙産業クラスターネット並びに北陸信越工学教育協会長野県支部の後援により開催しました。
拠点長開会あいさつに続き、IEEE Japan Council Vice Chair原崎秀信様(日本電気株式会社)、IEEE Shin-etsu Section Chair湯川高志様(長岡技術科学大学)から共催者あいさつをいただき、次に、後援機関の信州産学みらい共創会 藤田正美会長、NAGANO航空宇宙産業クラスターネット代表機関の長野県産業労働部 倉島浩産業技術課長から、次世代空モビリティの活用や産業振興への期待と、当研究拠点の活動への応援のお言葉を頂戴しました。
その後、長野県の次世代空モビリティ活用を主導、推進する立場から、長野県企画振興部DX推進課の永野喜代彦課長より「長野県における次世代空モビリティ活用の推進」と題して特別講演いただきました。
引き続き、SURCASの先生方及び航空機の電動化や空飛ぶクルマなどの次世代空モビリティに関わる電動化技術の開発に取り組んでいる産学の研究者・技術者の皆様より講演いただきました。

○講演1:「SURCASの紹介と空モビリティ技術の研究開発」(佐藤敏郎SURCAS拠点長、柳原正明先生、小松勝彦先生、水野勉先生)
○講演2:「秋田大学電動化システム共同研究センターの紹介と新世代モータ特性評価ラボにおける研究開発」(榊純一センター長、沓掛圭一経営企画部門長)
○講演3:「多摩川精機株式会社における航空宇宙分野の取り組みと航空機用電動推進システムの研究開発」(熊谷秀夫 多摩川精機専務取締役)
○講演4「株式会社アスターにおけるモータ開発の取り組みと研究開発の事例紹介」(本郷武延 アスター代表取締役、柳沢恭平 技術部主幹技師)
「講演資料集」を公開しています。

講師の皆様、各々の立場での取組みについて、研究開発への思いも込めて熱く語ってくださり、また、質疑時間には、学生の皆さんはじめ沢山の方から鋭い質問もいただきました。参加者の皆様からは、『企業の皆さんの話が勉強になった。企業の考え方や動向、具体的事例を知ることができて良かった。特色ある取組みを興味深く聞くことができた。講演者の組合せが最高だった。議論も活発で中身も濃く有意義だった。全体を通じてエアモビリティに関する産学官ネットワーキングの良い機会となった。山岳県ならではの問題点を再確認できて有意義だった。』等、アンケート回答者ほぼ全員の方から高評価をいただきました。アンケートご回答にお礼申し上げます。
また、長野県産業技術課様、同DX推進課様、秋田大学様、多摩川精機様、アスター様からは、長野県の施策や研究開発の取組みを紹介するパネルもご提供いただきました。こちらの展示も、熱心にご覧になっていました。
イベントには、IEEE Japan Council関係者27名、産業界20余名を含む総勢100余名の皆様にご参加いただき、大変盛会のうちに終了しました。また、イベント終了後に開催した交流会にも60余名の皆様がご参加くださり、産学・産産・学学・産行など、各機関間の交流が、和やかに、活発に行われました。共催機関、後援機関の皆様はじめ、イベントの開催にご協力いただいたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。

○会場:長野市若里4-17-1 信州大学長野(工学)キャンパス 信州大学国際科学イノベーションセンター(AICS)2階セミナースペース
〇主催:信州大学先鋭領域融合研究群 航空宇宙システム研究拠点
〇共催:IEEE Japan Council(IEEE Shin-etsu Section)
〇後援:信州産学みらい共創会、NAGANO航空宇宙産業クラスターネット(共同事務局:長野県、(公財)長野県産業振興機構、(公財)南信州・飯田産業センター、NPO諏訪圏ものづくり推進機構)、北陸信越工学教育協会長野県支部