繊維科学研究所長の金翼水(キム・イクス)卓越教授が、自身の研究成果として開発したナノファイバーマスク1万枚を、信州大学医学部附属病院に寄付されました。

今回寄付されたマスクは、EUの厳しい安全基準を満たすFFP2認証を取得した医療用マスクで、金教授が長年研究を続けてきたナノファイバー技術を応用し、ウイルスや微粒子の効果的な遮断と快適な呼吸性を実現しています。病院関係者からは「最先端技術を用いた高性能マスクのご寄付に心から感謝する。」等の言葉をいただきました。

ナノファイバーマスクは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受けて注目を集めており、医療分野だけでなく、産業・防災用途などにもその応用が広がっています。金教授は、「研究成果が社会に貢献できることは研究者として非常に嬉しい。今後も地域社会や医療現場の支援に努めていきたい」と語っています。

信州大学医学部附属病院長 花岡正幸教授 と 金翼水教授