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中島 美波さんの研究成果がCellulose(Springer Nature)Coverに掲載

2024.12.19

2023年3月修士課程修了(総合理工学研究科繊維学専攻化学・材料分野)中島 美波さんの論文が、Cellulose(Springer Nature)Coverに掲載に掲載されました。

研究概要:綿由来セルロースナノウィスカー(ナノサイズの結晶性セルロース微粒子)の表面に存在する官能基である硫酸エステル基を、さまざまな酸性および塩基性の条件で加水分解し、硫酸エステル基の量を制御したナノウィスカー粒子を複数調製した。さらにそれらの粒子表面官能基(硫酸エステル基およびカルボキシ基)を3種の分析法、すなわち伝導度滴定、蛍光X線元素分析、および色素吸着法で定量した。ISOに規定されている従来の伝導度滴定法に比べ、元素分析は乖離した値を与えた一方で、色素吸着法は滴定法に極めて近い値を与えた。この成果により、本学部教員(化学・材料学科 荒木 潤教授)が開発した色素吸着法が、幅広い官能基量の範囲にわたって滴定法による値と比較しうる結果を与え、従来の滴定法にみられた欠点も解消する優れた分析法であることが示された。



 


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※本研究に関するお問い合わせは 化学・材料学科荒木 潤教授(jun@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します。

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