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杉木 日香さん(M1)が日本生体医工学会 甲信越支部大会 若手優秀賞を受賞

2024.01.30

12月7日に開催された第43回日本生体医工学会 甲信越支部大会において、大学院総合理工学研究科 生命医工学専攻 生体医工学分野(上田キャンパス)修士課程1年の杉木 日香さん(小林 俊一研究室)が若手優秀賞を受賞しました。



【若手優秀賞】

杉木 日香さん
受賞題目: 右心房モデルに留置したバスキュラーアクセスカテーテルの再循環


研究概要:本研究は、人工透析における浄化した血液を再度脱血する「再循環」という透析効率低下の問題について、特にカテーテルを右心房に留置した場合の影響を模擬実験で調査しました。右心房モデルに逆止弁を設置し拍動流を再現、カテーテルの留置位置が再循環率に与える影響を検討しました。模擬血液として水と着色水を用い、脱血時の吸光度で再循環率を計測した結果、カテーテルが右心房内部にあると再循環率が高くなることが明らかになり、これは逆止弁の作用による着色水の吸引が原因と考察されました。この知見は、実際の透析治療でカテーテルの留置配置による透析効率の改善のための指針に提供することが期待されます。


杉木さんのコメント:この度は若手優秀賞を頂くことができ,大変光栄に感じています. 本研究の遂行にあたり,指導してくださいました小林俊一教授,共著者である小林諒太氏, 佐々木俊輔氏に御礼申し上げます. 実験はまだまだ発展途上ではありますが, カテーテル治療の役に立てるように, 今後も熱心に研究活動に取り組んでいきたいと思います

本研究に関するお問い合わせは機械・ロボット学科小林 俊一教授(shukoba@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します。

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