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お知らせ

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白石 友佳さん (M2)、諸岡 駿 さん(M1)が第25回日本感性工学会大会にて優秀発表賞を受賞

2023.12.11


2023年11月20日から22日に、タワーホール船堀で開催された第25回日本感性工学会大会において、総合理工学研究科 繊維学専攻 先進繊維・感性工学分野 感性工学ユニット 修士課程2年の白石友佳さん、修士課程1年 諸岡 駿さんが、優秀発表賞を受賞しました。この賞は、予稿の書き方や研究の目的設定、発表の方法や質疑応答等が優れており、また今後の研究の進展に期待できる若手研究者に対して授与されるものです。




【優秀発表賞】

白石 友佳さん
受賞題目: 商品に関する情報共有による購買意欲の亢進方法に関する研究


研究概要:商品・サービス購入時に購買意欲が高まる情報を明らかにし、消費者が買いたいと感じる情報の伝え方の提案を目指して研究をおこなっています。本実験は文字内容に着目し、製造者視点・消費者視点での情報の伝え方が購買意欲の高まりに違いがあるのかを明らかにしました。結果、実際に商品を使うシーンや消費者に対する気遣いなどの消費者視点の情報に購買意欲が高まると考えられました。


白石さんのコメント:この度は、優秀発表賞に選出していただき、とても光栄に思います。日々ご指導いただいている先生方、研究室の仲間、研究に関わる全ての皆様のお力添えがあってのことであり、心より感謝申し上げます。学会では、たくさんの学外の方と交流させていただき、とても有意義な時間でした。本研究は、感性工学の基礎研究として、「購買」という人と人とがつながる場面を題材にしました。この研究を通し、「ものだけでなく、人をつくる」感性工学がもっと世の中に広まってほしいです。






【優秀発表賞】

諸岡 駿さん
受賞題目: 暑熱環境において着心地が良い衣服生地の材料特性


研究概要:発汗時において、衣服が吸汗することで張り付きが不快であり、衣服に汗が残っているのが原因と考えます。その不快要因を低減させるため、材料特性に注目しました。生地の材料特性が異なるスポーツウェアを5種類用意し、それぞれを着衣し発汗した際の着心地を生理心理反応と材料特性の計測から評価しました。その結果、形状特性として軽くて薄い特性・力学特性としてフィット感が高い特性・温熱特性として接触冷感が高い特性が着衣時の快・不快感に影響していることがわかりました。


諸岡さんのコメント:この度、日本感性工学会より優秀発表賞を頂き、大変光栄に思います。この受賞は、指導教員である上條先生をはじめ、学科の先生方、研究室の皆様、多くの方々のご支援があってのことだと感じております。この場を借りて、心より感謝申し上げます。本研究は、発汗時に着心地が改善される衣服生地の材料特性を明らかにすることを目指しています。今回は生地の材料特性の視点から快適に着衣できる要素の提案を行いました。この成果をさらに磨き、快適な衣服の実現に向けて今後の研究活動に精進して参りたいと思います。


 なお、 詳細は添付資料をご覧ください。



本研究に関するお問い合わせは先進繊維・感性工学科上條正義 教授(kamijo@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します。

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