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小野 星河さん(M1)が第18回バイオマス科学会議にてポスター賞を受賞

2022.12.16


11月30日~12月2日に前橋市にて開催された第18回バイオマス科学会議において、大学院総合理工学研究科 繊維学専攻 化学・材料分野1年の小野 星河さん(髙橋 伸英研究室)がポスター賞を受賞しました。今回は25件のポスター発表中、4件が受賞しました。


受賞題目: CO₂濃度がケナフのCO₂吸収速度および繊維特性に及ぼす影響
著者(受賞者): 小野星河、嶋田 五百里、長田 光正、福長 博、髙橋 伸英


研究概要:ケナフは、他の植物と比べて成長が速く、CO₂吸収速度が高いことが知られています。そこで、工場等の固定排出源からの CO₂回収技術として、ケナフに着目しました。排ガスに含まれる高いCO₂濃度下でケナフを生育することにより、高い速度でCO₂を吸収・固定し、さらに、収穫したケナフを繊維材料として利用する方法を提案しました。本研究では、400 ppmと1500 ppmの異なるCO₂濃度下でケナフの栽培試験を行い、成長速度や炭素固定量、繊維特性の調査を行いました。約3か月間LED光源を用いて栽培を行った結果、400 ppmに比べて1500 ppmでは1苗当たりの炭素固定量が1.6倍に増加しました。また、同程度の個体を用いて繊維抽出を行った結果、1500ppmでは繊維収量、収率が向上することを示しました。


※本研究に関するお問い合わせは化学・材料学科髙橋 伸英 教授(novhide@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します

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