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小林 萌生さん(M2)が化学工学会第53回秋季大会にて優秀学生発表賞を受賞

2022.10.17


9月14~15日に信州大学とオンラインで開催された化学工学会第53回秋季大会 環境部会シンポジウムにおいて、大学院総合理工学研究科 繊維学専攻修士課程2年の小林 萌生さん(髙橋伸英研究室)が、優秀学生発表賞を受賞しました。今回は学生発表対象者23名のうち、最優秀学生発表賞1名、優秀学生発表賞3名が選ばれました。


受賞題目: 酸性官能基修飾アルミナ多孔質中空糸膜が減圧放散プロセスにおけるCO₂放散に及ぼす影響


研究概要: 火力発電所などの大規模排出源からのCO₂回収貯留が即効性のある地球温暖化対策として期待されています。排ガスからのCO₂分離法として化学吸収法が実用化に近いと期待されていますが、吸収液再生時の熱負荷削減が課題となっています。本研究ではアミンを用いた化学吸収法における吸収液再生熱負荷を削減するため、多孔質中空糸膜を用いた減圧放散プロセスについて検討を行いました。アルミナ多孔質中空糸膜に酸性官能基を修飾することで酸特性を変化させ、減圧フラッシュ放散実験を行い、CO₂放散に及ぼす影響を調査しました。その結果、酸性官能基を修飾することにより、CO₂放散が促進され、熱負荷削減の可能性を明らかにしました。

小林さんのコメント: この度は、化学工学会において優秀学生発表賞をいただき、大変光栄に思います。ご指導いただいた高橋先生をはじめ、研究室の皆様には心より感謝申し上げます。本研究では、地球温暖化対策として工場等の排ガスからCO₂を分離回収する際のエネルギー削減に取り組んでいます。この研究がCO₂排出量ゼロを目指す持続可能な地球環境の実現に少しでも貢献できるならとても嬉しく思います。今回の受賞を励みに、修了まで研究に取り組んで参りたいと思います。



※本研究に関するお問い合わせは化学・材料学科 髙橋 伸英 教授(novhide@shinshu-u.ac.jp)までお願い致します

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