バイオロボティクス(塚原研究室)
⇒バイオに学ぶロボットから バイオと統合するロボットへ
生物の機能や構造に学び、それを模倣した機械システムとしてロボットは発展してきました。近年、生物の仕組みをより深く学ぶことにより、生物とロボットが有機的に結合したシステムを実現することが可能となってきました。
当研究室では、さまざまなレベルでの生物とロボットの統合により、人に優しいモノづくりの技術の確立を目指し、以下のような研究に取り組んでいます。
コミュニケーションロボット
人の感情を読み取って癒しを与える
ロボティクスーツ生物のリズム運動の仕組みに学ぶ
PVCゲル人工筋肉高分子ゲルや細胞培養技術を用いた人工筋肉の創製
⇒研究から広がる未来
日本は世界でも稀なスピードで高齢化が進んでおり、20年後には三人に一人が65歳以上の高齢者になることが見込まれています。こうした中で近い将来要介護者の増加が必至ですが、バイオロボティクスのアシスティブテクノロジーは、こうした社会問題を解決するキーとなるものと考えられます。高齢者の身体機能の低下や精神的孤独感をアシストするロボット技術によって、子供から高齢者までが幸せに生活できる社会の実現が可能となるでしょう。
⇒卒業後の未来像
医療・福祉分野をはじめとして自動車、機械、電気など幅広い分野で、人に優しいモノづくりが必要となってきています。生物学と工学の知識や技術を身についてこれらの分野で活躍できる研究者や技術者を養成しています。

信州大学 繊維学部 機械・ロボット学科
バイオエンジニアリングコース
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