当科循環器グループでは、小児期を中心とした循環器疾患に対し、地域の医療機関と連携しながら適切な診断と治療を提供するとともに、必要に応じて高度専門施設と連携した診療体制を整えています。
また、診療のみならず、地域における小児循環器診療の質の向上にも取り組んでいます。
1.川崎病
川崎病の診療において、当グループは長野県内の中心的役割を担っています。県内の診療方針の標準化を進めるとともに、ガンマグロブリン不応例や冠動脈病変を伴う症例については当院で集約し、専門的治療を行っています。
急性期から遠隔期フォローまで一貫した診療を行い、合併症の予防と長期的な管理に努めています。
2.先天性心疾患
先天性心疾患の診断および内科的管理を行っています。必要に応じて長野県立こども病院と連携し外科的治療へつなげています。
また術後管理や成人期以降のフォローについては、同院および循環器内科(成人先天性心疾患外来)と連携して診療を行っています。
3.不整脈
不整脈に対し、学校心臓検診異常、動悸、失神などを契機とした精査を行っています。
治療が必要な場合には循環器内科と連携し、カテーテルアブレーション治療などの専門的治療を提供しています。
4.遺伝性不整脈・心筋疾患
遺伝的背景を有する不整脈や心筋疾患について、診断および管理を行っています。必要に応じて家族を含めた評価を行い、関連診療科と連携した診療を行っています。
5.遺伝性結合組織疾患
マルファン症候群やLoeys-Dietz症候群などに対し、大動脈病変を中心とした循環器管理を行っています。遺伝子医療研究センターと連携し、遺伝学的評価を含めた診療を行っています。
① 川崎病のガンマグロブリン不応例のサイトカイン解析
② 川崎病のガンマグロブリン不応予測因子の検討
③ speckle tracking 法、3D echo 法を用いた心臓超音波による心機能解析
などを中心に国際学会発表や論文発表を行っています。
山崎 聖子(主任)
江田 優輝
<協力スタッフ>
長野県立こども病院 循環器小児科 医師
元木 倫子
内海 雅史
榊 真一郎