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シミュレーション教育の基本 研修を開催しました

7月11日(土)に看護マイスター研修「シミュレーション教育の基本」が開催されました。

講師は、丸子中央病院の橋倉泰彦医師と、野村副看護部長です。

シミュレーション教育とは航空業界で発展した教育技法です。航空業界同様、医療も現場では安全に実践できなければいけません。
しかし、知識があっても実践できないことは多く、特に初めての技術や急変場面では「分かる≠できる」を感じます。
そのギャップを埋めるのにシミュレーション教育は効果的です。

看護マイスターとして、スタッフへ効果的なシミュレーション教育が提供できるよう、1日かけて勉強しました。

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シミュレーションはシナリオが重要です。グループに分かれてシナリオ作りです。
学習者の目指す姿や、何を学んでほしいか、目的や学習目標を明確にします。
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学習者が緊張せずに学べて、より効果的な学びになるよう、ブリーフィング(オリエンテーション)ガイドやファシリテーションガイドも作成します。
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自分のグループ内で進行役と学習者になり、シミュレーションを試すαテストです。
実際に行うとシナリオの修正点がたくさん見つかります。
学習者が、より良い学びが得られるように本番直前まで修正しました。
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いよいよ、他のグループが学習者になりシミュレーションの本番です。
「敗血性ショックのアセスメントと報告」、「出血性ショックおよび急変時の対応」、「痰による気道狭窄のアセスメント」、「転倒を予防するための環境をアセスメント」といった、重要だけど日々の看護実践で失敗はできない、シミュレーションで学ぶべき題材が揃いました。

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シミュレーション後は、ブリーフィング(振り返り)です。シミュレーション場面から学びを深め、学習者の思考を引き出す重要な時間です。
進行するブリーファーは緊張しています!

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今日の研修を受けたら、自部署でのシミュレーション研修企画が事後課題です。
マイスター研修で勉強したことを活かして、部署のスタッフを育てていきます。
立派な看護マイスターになる日にむかって、皆でがんばろう!

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