これらの課題を解決するには、資源を上手く循環させる仕組みづくりが大切になります。
つまり、大規模なライフラインに依存する現状から、再生可能エネルギーによるエネルギー自給に加えて、地域資源としての食料、水を加えた地域レベルの自立(律)循環型コンパクトライフラインへの転換が必要になります。
社会経済活動の要である「エネルギー」「水」「食料」の3つの分野。
持続可能な社会を実現するためには、再生可能エネルギー、食料生産、水利用それぞれの技術の高度化とともに、これらを連携させて地域資源の最適な利活用を促進するシステム運用技術を確立しなければなりません。
信州大学ではエネルギー、水、食料について、それぞれ特定の分野で高い専門性を有するだけではなく、全体を俯瞰してその専門性を社会で活かせる能力を持った人材の育成が必要だと考えました。
この修士・博士5年一貫プログラムでは、総合理工学研究科(修士課程)、総合医理工学研究科(博士課程)の専攻に学籍を持った上で、サスティナブルエネルギーコース、サスティナブルウォーターコース、サスティナブルフードコースのいずれかのコースに所属し、高い専門性、専門枠を超えた幅広い知識、応用力、国際性などを習得します。