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博士課程 医学系専攻

精神医学

概要

精神医学における臨床と基礎の両分野にわたる研究をさまざまな視点から行っている。臨床研究の対象は青壮年期、老年期のライフステージにおける精神疾患の特徴とその治療についての課題が主である。基礎医学的には統合失調症と双極性障害の遺伝子研究、器質的疾患における神経病理学的研究などを中心に行っている。また、子どものこころ診療部との連携により児童思春期の臨床研究も行っている。

研究テーマ

臨床研究は、主にうつ病と認知症を取り上げている。うつ病の病態は時代の変遷に応じて変わる。その背景にある社会や家庭の要因、症候、薬物治療などとの相関性の解析が重要となる。とくに壮年期から老年期に到る経過で、脳の老化や変性過程がうつ病の病態に大きな変化を与え、誤診例が増えている。その解析を先駆的に行い、診断と治療に寄与している。認知症ではアルツハイマー病、レビー小体病などの非アルツハイマー型認知症を中心にその診断と治療、社会医学的側面から研究を進めている。具体的には画像、臨床診断基準を用いて年余にわたる経過観察の結果、診断の妥当性、治療効果の評価を行っている。さらにアルツハイマー病の最初期例の検討から、その発症と経過について疫学的なデータを蓄積し検討することを行っている。また、児童思春期にみられる病態の変遷を子どものこころ診療部と連携して推し進めている。具体的にはアスペルガー障害と統合失調症の異同性について長期経過観察例を通して検討している。

基礎研究は、主に統合失調症の遺伝子研究を東京都医学総合研究所との共同研究で進めている。神経病理学的研究では海馬における変化を各年齢層においてCA1〜4、subiculum、strataに分けて緻密にデータを解析している。具体的には海馬の顆粒細胞層の神経細胞新生研究を目的にgliogenesisについてmorphometryを用いて探求している。さらにすでに剖検となったプリオン病例を用いて、病変のきわめて軽度である海馬病変や、高度に侵襲される視床病変について報告してきた。

 

スタッフ

教授

鷲塚伸介

准教授

本田秀夫(子どものこころ診療部)、篠山大明

講師

金子 稔(健康安全センター)、高橋 徹

助教

萩原徹也、荒井 宏、中村敏範

その他

11名

学生数

博士課程学生数

5名

主要な成果/Major Publications

  1. Suzuki, H., Barros, R.P.A., Sugiyama, N., Krishnan, V., Yaden, B.C,, Kim, H-J, Warner, M., Gustafsson, J-A. (2013)  Involvement of estrogen receptor βin maintenance of serotonergic neurons of the dorsal raphe.  Molecular Psychiatry 18:674-680.
  2. Kinoshita, K., Kinoshita, Y., Shimodera, S., Nishida, A., Inoue, K., Watanabe, N., Oshima, N., Akechi, T., Sasaki, T., Inoue, S., Furukawa, T.A., Okazaki, Y. (2012) Not only body weight perception but also body mass index is relevant to suicidal ideation and self-harming behavior in Japanese adolescents.  J Nerv Ment Dis 200:305-309.
  3. Kinoshita, Y., Kingdon, D., Kinoshita, K., Sarafudheen, S., Umadi, D., Dayson, D., Hansen, L., Rathod, S., Ibbotson, R.B., Turkington, D., Furukawa, T.A. (2012) A semi-structured clinical interview for psychosis sub-groups(SCIPS): development and psychometric properties.  Soc Psychiatry Psychiatr Epidemiol 47: 563-580.
  4. Mutai, H., Furukawa, T., Araki, K., Misawa, K., Hanihara, T. (2012)   Factors associated with functional recovery and home discharge in stroke patients admitted to a convalescent rehabilitation ward.  Geriatr Gerontol Int 12: 215-222.
  5. Sasayama, D., Hori, H., Teraishi, T., Hattori, K., Ota, M., Matsuo, J., Kawamoto, Y., Kinoshita, Y., Amano, N., Kunugi, H. (2012)  More severe impairment of manual dexterity in bipolar disorder compared to unipolar major depression.  J Affect Disord  136: 1047-1052.
  6. Sasayama, D., Hori, H., Teraishi, T., Hattori, K., Ota, M., Matsuo, J., Kawamoto, Y., Kinoshita, Y., Amano, N., Kunugi, H. (2012)  Association of cognitive performance with interleukin-6 receptor Asp358Ala polymorphism in healthy adults.  J Neural Transm  119: 313-318.
  7. Kaneko, T., Kaneko, K., Matsushita, M., Kadoya, M., Ihara, N., Ryokawa, A., Ogihara, T., Inuzuka, S., Ueda, H.(2012)  New visual rating system for medial temporal lobe atrophy: a simple diagnostic tool for routine examinations. Psychogeriatrics  12: 88-92.
  8. 萩原徹也,鷲塚伸介(2012)スキゾタイパル障害における思春期心性.精神療法 38:202-210

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